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コロナ時代に考えるこれからの都市論

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コロナ時代(ウィズコロナ)に考えるこれからの都市(アフターコロナ、ポストコロナ)についての記事を集めました。「こんな記事あるよ」という方,ご連絡をお願いします。
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記事一覧

速報考察:コロナ対応で飲食店の路上客席が可能に!国が動く道路占用許可基準を緊急緩和

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社会実験として捉えると?-COVID-19と都市計画 その8

 国土交通省から「新型コロナウイルス感染症の影響に対応するための沿道飲食店等の路上利用に伴う道路占用の取扱いについて」が出ましたね。これは路上利用のハードルを大幅に下げるというもので、饗庭のまわりの都市計画・建築の専門家の反応も軒並み高評価、国土交通省の迅速な対応に心から敬意を表したいと思います。ソトノバの泉山さんが、これまた迅速に細かい解説を出しているので、詳細はそちらを。  この「道路空間をオープンカフェなどに開放する」という動きは、かなり長いこと、あちこちで検討や社会

路上客席の緊急緩和を実践で使うために新規性をみる!「コロナ道路占用許可」の主体・手続き整理

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90分対談【西村浩×木下斉対談】「アフターコロナ時代の道路活用『道路という都市空間は変革できるのか?!』

ワークヴィジョンズ・西村浩さんが提案する道路利活用方法をベースにして佐賀などでの社会実験について木下斉が切込み議論します!! 都市内でソーシャルディスタンスの確保をするためには、従来では活用してなかった道路、公園、河川、港湾など幅広い公共財産を有効に活用していく必要があります。 既に佐賀県では需要調査などでの社会実験がスタートしています。今後口上的運用をする上でどのような仕掛けが必要か、道路活用についてコロナショック前から様々な提案、実験を行ってきている西村浩さんと徹底議論

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特別寄稿|大きな時間のなかで考える都市の未来:6つの変化の兆しから/武田重昭

いま、目の前にあらわれている風景自宅で過ごす生活が長引くほど、人びとは身近な屋外空間に悦びを求めるようになっています。大人数での集合を避けながらも散歩や運動をはじめ、食事を楽しんだり、パソコンに向かったり、なかには青空のもとで麻雀を楽しむ人たちまであらわれています。これらは抑鬱された生活のなかでの抑えきれない欲求を満たそうとするだけの行動ですが、世情のことを少し脇に置いて、目の前の風景だけを切り取ってみると、身近な空間がずいぶんとうまく使いこなされていると見ることもできます。

ソトノバ・泉山さんと緊急対談『アフターコロナで「エリアマネジメント」と「公共空間活用」は変わる!!』収録動画配信開始。

13:00〜13:50でソトノバの泉山さんと、withコロナ時代だからこそ必要になる公共空間活用というテーマでの議論をyoutubeliveを活用した公開形式で行います。 ご関心ある方はぜひともご視聴くださいませ。

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withコロナで広がる「公共空間活用」の大義を地方はどこまで活かせるか〜欧州都市経営における位置づけ、日本での規制緩和の実情の基礎情報〜

さて、コロナが完全に対策されるまでの間、つまりはwithコロナという社会において、これまで以上に検討されるべきである事案が一つあります。公共空間活用です。 大きな枠組みでの変化は以下の本を読みつつ考えたいところですが、直近ですぐに出てくる都市経営課題として公共空間の利活用があります。 ○ なぜwithコロナで公共空間活用が議論されるのかコロナ対策の一番は感染が広がりやすい環境をいかに回避するか、というところになっています。日本だと三密を回避せよ、みたいな話になっているわけ

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アメリカ学際組織の提言にみる、withコロナ社会における都市計画、5つのポイント〜都市問題背景を含めて徹底解説〜

今ある都市の形成は、イノベーションであったり、感染症などの危機によって工夫されてきた積み上げ型の結果として形成されているのは周知の事実。特に人類が集積する都市化と公衆衛生、生産活動、物流などによって大きく都市は進展してきたと言えます。 今回のnoteもコロナショック後の都市に必要とされる新たな都市計画についての提言解説です。これまでのコラムや今回のコラムも以下のマガジンに格納していっていますのでご活用ください。 さて、そういう意味では江戸時代の都市計画もこれはこれで面白く

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アフターコロナの住まい予想図

今春、新型コロナの影響で、日本も世界も、状況が一変しました。 私の暮らす京都でも、様変わり。あれだけ宿泊施設が増え、街がインバウンド仕様に変わっていったのに、観光客はぱったり。3月末の大学生のクラスター感染にはじまり、緊急事態宣言の後、店舗という店舗が休業。 緊急事態宣言が段階的に解除され、終息の兆しが見えだした感はあります。一方で、事態が劇的に好転することはないと諦め、緩やかに生活や事業がはじまっていくのではないかと思われます。これまで確実に見なかった風景が、ものすごいス

タワマンVS一戸建て-COVID-19と都市計画 その6

 COVID-19の影響で、低密度な暮らしが見直され、これから「郊外の時代」がまた来るんじゃないかということを考えてみたいと思います。  2つ前のnote「都市空間の格差」でも少し書きましたが、東京の都市形成はざっくりと2000年までの「ドーナツ化=郊外化」、それ以降の「都心回帰」に分かれます。ドーナツ化は新しい開発余地を求めて外へ外へと都市が延びていった現象であり、都心回帰は都心の建物が代謝の時期を迎えてきたところに、土地を高度化する建設技術が発展し、かつ都市計画や建築基

アフターコロナで「エリアマネジメント」と「公共空間活用」は変わる.地域ビジネスを支えるための公共空間解放の動きが加速

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変わってしまった生活空間とイメージマップ-COVID-19と都市計画 その5

 建築や都市計画で、かつてはよく使われていた「認知マップ」あるいは「イメージ・マップ」という研究の方法があります。「イメージ・マップ」を画像検索すると、自分のやりたいこと書き連ねていくマインドマップなるものが引っかかってきますが、それとは違い、例えば普通の人たちに「あなたの街の地図を書いてください」とお願いをして書いてもらった地図と、実際の空間の違いを比べて、空間認知の特徴を探り、それを実際の空間設計にフィードバックするという方法を指します。地理学でもよく使われる方法だと聞き

グーグル関連会社のSIDEWALK LABSが撤退!ぼくがトロントのスマートシティ計画に期待したもの

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コロナショックで失った都市のプレイス!これからのぼくらの居場所

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