Histric Brawl、タージク(XLN-THB)

こんにちは。バーチャルプレインズウォーカーの重寝 累花です。

今回は第二回まじすと(フォーマット:ヒストリックブロール)1日目で個人全勝し、タッグで1位の成績を収めた《軍勢の切先、タージク》を統率者に据えたデッキの紹介となります。

まずはデッキ選択における前日譚を書く予定だったのですが、まじすと上位成績デッキの公開に合わせてこちらを先に載せることにしました。
デッキ選択編、ヤロク編み関しては後日公開します。

●タージク選択の理由
そもそもの出会いは、MTGAのスタンダードブロールのイベントで対戦相手の方が使ってきた、という程度のものでした。
一から赤白の統率者を組むならおそらくギルドマスターでもあるオレリアを選択してたと思います(結論からいうとタージクを選んでよかったです)。

タージクの強さは安定性とゲームスピードの2つに尽きると思います。
実際に使ってみた分も含めて強いのは以下の点。

・ゲームプラン立てるのがとても楽。
2ターン目までに何かしら生物出して、3ターン目3マナ出してタージク唱えられそうなら80点です。
フリーマリガンも1回あるのでとても楽な基準ですね。

・パワー3、速攻、教導。
要は3ターン目に自分の2マナ以下生物(アダントの尖兵、リムロックの騎士以外全て)1体を確実に強化しながら殴れる点です。
3ターン目にタージク3点+教導先で3点=6点以上がほぼ確定(2ターン目静寂をもたらすものの時のみ5点)するので、コンバットの再現性が高い。

・別に死んでも構わない統率者である
というか、味方への火力を軽減する能力も相まって1度死ぬまでが仕事のような統率者です。
隣のクリーチャーを強化しながら殴って、相手の序盤生物と相打ってるだけで強いです。2度目も5/3/2速攻なので最後の詰めとしては十分。
サリアを落とすために先にタージク落とさなきゃいけないケースとか可哀そうで涙が出ますね。

タージクデッキリスト

●1マナ域
クリーチャー7枚、バットリ1枚。
1ターン目から積極的に展開したいクリーチャーを順番に採用。
土地が6枚まで伸びた時に活躍する《竜使いののけもの》がロングゲームを見てる程度です。
《立腹》は数少ないバットリ枠で、パワー+3修正を重く見ての採用。
二段攻撃持ちを何枚か採用しているのもあり、爆発力という点では一番強いカードかもしれません。
《完全/間隙》は間隙が弱いと思っているのでこっちにしました。


●2マナ域
クリーチャー11枚、除去1枚、マナファクト1枚。
おそらく一番選択肢が広がるとても領域。
それぞれのクリーチャーができる仕事に違いがあり、相手の統率者によっては必要なカードをマリガンで探してもいいかもしれないです。
具体的にはこんな感じ。


・アグロプランとして強いカード
アダントの尖兵、サンホームの重鎮、剣撃の名手、速太刀の擁護者、リムロックの騎士

特に二段攻撃持ちは教導、バットリによる強化幅が大きいので4ターン目ぐらいにゲームを終わらせることもあります。
サンホームの重鎮は採用迷った時もありましたが、1→2→3と展開できたときの性能と、素で2/2(教導すると3/3)なので相打ちしづらい点を評価して使用しています。


・相手の行動妨害として強いカード
スレイベンの守護者サリア、静寂をもたらすもの、徴税人、報償密偵

サリアは自分の立腹やエンバレスの宝剣などにも作用しますが、それでもお釣りがくる強さ。
静寂をもたらすものは凶兆艦隊の向こう見ずとアンチシナジー起こすので唯一そこだけは気を付けましょう。


・やや相手を選ぶ、または生物以外
善意の騎士、凶兆艦隊の向こう見ず、裁きの一撃、秘儀の印鑑


●3マナ~4マナ
だいたいタージクスタートするため、3マナ域のカードも4ターン目に出して強いカードで構成されています。
最速出しのメリットが大きいのはタラニカ。
4マナ域以上は回避能力持ちや全体強化など、相手の盤面が整い始めても圧殺してくれるようなカードで構成されています。



●土地
25枚。うちタップインランドは1枚(神殿)のみ。
3ターン目に3マナ立っていることはマスト。
4ターン目に4マナ出ると嬉しく、5マナ到達にもタージク再展開できる価値があるのでこの枚数にしました。

●今後のポイント
あくまで、まじすと初日においては立ち上がりの遅いデッキが多い、という予測でのデッキ構築なので今なお最高のデッキとは言い切れません。
より高いスタッツでの殴り合いを仕掛けてくるグルールカラーや、煤の儀式などの全体除去を探しやすいデッキには相性は良くないです。

とはいえマナカーブに不満を持ったことはないので基本的な形は変わらないと思います。
他の優良クリーチャーを採用する、もしくは戦闘フェイズ追加などの大技を火力呪文に変更するなどでしょうか。
特に後者は《稲妻の一撃》あたりは普通に採用していいカードですし、4ターン目にPW含め邪魔なカードをどかす手段は数枚あっていいと思います。

執筆時点では発売直前のイコリアだと、(ドラニスの判事は禁止になるとして。。。)ラバブリンクの冒険者、光明の繁殖蛾あたりが候補ですね。
特に後者は4ターン目の動きとしてかなり強烈だと思います。
死んで上等のコンバットを仕掛けても優位を取れたので、そのプランに連なるのが良いですね。

というわけでタージク編でした。
皆さまも良いヒストリックブロールライフを!

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