Brawl視点で見るM21フルスポイラー case3.黒編

prev:Brawl視点で見るM21フルスポイラー 青編

こんにちは。
バーチャルプレインズウォーカーの重寝 累花です。

前回に続き、今回は黒のカードの紹介です。

1.統率者指定できるカード

《悪意に満ちた者、ケアヴェク》
(2)(B)(B) 伝説のクリーチャー

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生きた《魂の裏切りの夜》
軽い生物に生存権を与えず、打点を一気に下げられるのも魅力。
ただ、統率者にするにはあまりに対戦相手による振れ幅が大きいか。

お互いに効果を及ぼすが、せっかくなので自分はあまり影響を受けない構成にしたいところ。
メインボードとして採用するなら《龍神、ニコル・ボーラス》や《悪夢の詩神、アショク》、《隠された手、ケシス》デッキなどが有力か。

ちなみに、《イルーナの神話》などで一時的に2体並べるとタフネス2までのクリーチャーを落とせる裏技がある。
詳細はこちら


《死者を目覚めさせる者、リリアナ》
(2)(B)(B) 伝説のプレインズウォーカー

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ヴェリアナに近いハンデス能力を持ったリリアナ。
プラス能力でお互いハンデスするが、手札がなければライフルーズするのは対戦相手だけ。プラス連打で締め上げながら勝てるカードなので、統率者としてもなかなか優秀。
もちろん統率領域までは干渉できないので、完全に攻め手を落とすことはできない。

小マイナスはコストが大きく、また墓地を肥やす手段をちょっと工夫する必要がある。
一応、プラス能力でクリーチャーを捨てることで自力で供給はできる。
奥義までの速度は平均的だが強力。相手の墓地も対象に取れるので、墓地対策で一掃されない限りは戦力を延々と供給できる。

脱出持ちや青のドローソースと合わせるなどで、上手くアドバンテージを稼いでいきたい。
もちろん盤面を固めつつドローも狙える《戦慄衆の将軍、リリアナ》や、同じくハンデス能力を持つ《はぐれ影魔道士、ダブリエル》との相性も◎。


2.それ以外の注目カード

《悪魔の抱擁》
(1)(B)(B) エンチャント(オーラ)

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墓地から唱えられるオーラ。
ハイランダーという性質上、飛行戦力の数は多くなりづらくリミテッドよろしく飛行戦力による強襲がゲームを決める可能性は十分ある。

ちゃんと見合うダメージを通せないとアドバンテージを落とすというオーラの弱みが解消できているわけではないが、ゆるく再利用できるのは評価点。

統率者としては《永遠の頂点、ブロコス》や《復讐に燃えた血王、ソリン》と相性が良い。
前者は場に戻ってきやすいトランプル持ち、後者は絆魂付与で3点の追加コストをすぐに取り戻せる。

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↑WARソリン。M21の白黒はライフゲインシナジーが多く、Brawlはもちろんスタンダードでも強化が見込まれる1枚。


《取り除き》
(1)(B) インスタント

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今回の2マナインスタント除去枠(再録で《闇の掌握》も入っているが)。

3マナプレインズウォーカーを軽く落とせる1枚。
サヒーリ、ドムリ、テフェリー、キオーラ……と、3マナPWはどれもこれも悪いことをするカードなので、そこを手早く落とせるのは有難い。


《不気味な教示者》
(1)(B)(B) ソーサリー

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チューター。
初期ライフ25なので3点ルーズは相対的に軽い。
ただ、3ターン目にコンボパーツを悠長に探していられるほどまったりした環境でも無い。
緑黒系のデッキでマナを伸ばし、コンボパーツやキーカードを探して即唱えたいところ。


《虐殺のワーム》
(3)(B)(B)(B)

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盤面を打ち滅ぼすスーパークリーチャーが再録。
現在スタンダードで使える中では《虐殺少女》が近いか。
タフネス3以上のクリーチャーを落とすことはできないが、対戦相手にのみ強烈なライフルーズ能力が発揮する。

当然、自分のタフネス3以上のクリーチャーも死なないため赤黒、緑黒系を中心に多彩なデッキで採用できるか。
トリプルシンボルのため3色以上でのデッキでやや出しづらいのが難点。


《魔女の大釜》
(B) アーティファクト

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アーティファクトになり、1ターン1回だけに限定された《吸血の儀式》

単体でアドバンテージを稼げるわけではないので、チャンプブロックしたクリーチャーをドローに変換するなど工夫をしたい。
後半いらなくなったマナクリを煮込んでフィニッシャーを探すなど、ランプ系デッキで採用が見込めるカード。
もちろんトークンを投げ捨てても良い。
《希望の夜明け》とのシナジーも熱いだろう。

以上、黒のカードの紹介でした。
Twitter、Youtubeもやっていますので、よろしくお願いいたします。

https://www.youtube.com/channel/UC957p6P66AYSeeXBOmSRR-Q

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