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ブロール視点で見る! アルケミー:ブルームバロウ

みなさんこんにちは。
バーチャルプレインズウォーカーの重寝 累花です。

ちいさなしっぽのおおきなぼうけん。
ブル~ムバロウにもアルケミーの季節がやってきました。
10種のアニマルフォークに着目したカードが多いので、サンダージャンクションの強奪ほどのインパクトはないようにもみえます。
しかし伝説のクリーチャーも3枚追加され、痒い所に手が届くカードも多数追加されています。
ブロール視点で注目したいカードをいくつか紹介します。

注目のカード

《飾り立てられた主人、バクストン》

ホームパーティーに友人を呼び、さらに次の友人を探すウサギ。
終了ステップの開始時、コントロールしているタップ状態のクリーチャーの数以下のマナ総量を持つパーマネントを抽出して戦場に出します。

召集を持っているので、3~4ターン目に出しながら3マナ以下のパーマネントを抽出するぐらいは簡単にやってのけます。
出せるのは無作為かつタップしているクリーチャー以下のマナ総量を持つパーマネントなので、5体タップしたのに出たのは《ラノワールのエルフ》だけ、なんてこともあります。

トークンを出すソーサリー、インスタントなどを使うことでデッキに採用するパーマネントの数を絞り、ある程度狙いを定めることもできます。
機体など任意の枚数タップできる手段があると2ターン目以降も嬉しいかもしれません。
招待する友人を選びたい場合、デッキの構築時点で綿密な調整を求められそうです。

《静水放電のインドリス》

怪奇! 概念と化したクソデカカワウソ!!!
真面目にやってきたのでしょうか。
余談ですが《四字熟語のナンチャラ》みたいな構文好きです。
断裁分離のクライムエッジとか比翼連理のだーりんとか。

戦場に出たとき、ストームを持つ《稲妻》をライブラリーに混ぜます。
インスタントやソーサリーを唱えるたび1ドローもできるので、呪文を唱え続けて《稲妻》に辿り着いたらそのままフィニッシュ!
デザイン意図が分かりやすい良いカードですね。

1枚のストーム《稲妻》を引くまでぶ厚いライブラリーからカードを引き続けるのはなかなか骨が折れるので、《方程式の求解》《微小術師》などで探してくると良いでしょう。
《約束の終焉》《瞬唱の魔道士》など、ストーム《稲妻》を使いまわせる手段もあれば、1ターンで相手のライフを焼き尽くすほどの稲妻を降らせることができるかもしれません。

《ドングリ漁りのユール》

戦場に出たときに給餌することで《囀り吐き》を創出するリス。
給餌が必要なのでマナクリから3ターン目に出す、という4マナ統率者お得意のムーブでの最速キャストはあまり強くありません。
《縫い師への供給者》などで墓地を肥やせているなら別ですが)
とはいえ、リスを強化する置物を創出できるのは強力です。
やや変則的ですが、実質的に伝説のリスのロードとも言えるでしょう。

複数回唱えることで複数の《囀り吐き》を創出し、それぞれにドングリカウンターを乗せてムキムキのリス(あるいは《変わり身ののけ者》)を作ることもできるので、打点が縦にも横にも伸びます。
動き出しこそ遅めですが、リスたちを導く新たな名君となるかもしれません。

《綿尾兎の世話人》

手札の白のクリーチャー1枚に新生(1)を与えます。
《イーオスのレインジャー長》《石鍛冶の神秘家》など、増えちゃいけないクリーチャーを増やせたらアドアドしいですね。
上振れ要員ですが2~3マナ域のクリーチャーが多いデッキなら採用圏内だと思います。

《鮮血の占い師》

攻撃するたび、ライブラリーに《血なまぐさい結合》を創出します。
本来5マナのカードですが、0マナで唱えられて1ドローもついてくる超お得仕様にするおまけつきです。

言っていることは強力なのですが、5ターン待っても引かないなんてことはザラにありますし、フェッチなどでシャッフルすれば上から15枚どころの話ではなくなります。
《牧歌的な教示者》など、積極的に探しに行ける手段との併用をオススメします。

《焼けぼっくりの強打》

後攻だったら宝物トークンを生成できる2点火力。
クリーチャーにしか飛ばず、ソーサリータイミングと火力としての質は決して高くないのですが、《喜ぶハーフリング》《敏捷なこそ泥、ラガバン》を処理しつつ先にキーカードを通せる選択肢を作ってくれるカードです。
後攻からでも先に動き出したい、速いデッキ向け。

《茨鎧の喧嘩屋》

対戦相手がクリーチャーでない呪文を唱えるたび、ライブラリーのクリーチャーすべてに+1/+1修整を与えます。
打ち消されない4マナ5/5トランプルの時点でそれなりに偉いですね。
統率者を消そうと打ち消しを構えている相手を出し抜くことが出来ます。
これを除去するにも大抵の場合は非クリーチャー呪文を使う必要があるので、一度は全体強化も誘発するでしょう。
もし無視されてたくさん呪文を唱えようものなら、《極楽鳥》ですらフィニッシャーになってしまうかもしれません。

一方、ライブラリーのクリーチャーにしか修整を与えないため、真価を発揮するのは数ターン後になる悠長なカードであることには注意が必要です。
幸い、《グレートヘンジ》《守護者計画》などのドローソースが緑にはありますので、強化したカードをどんどん引けるデッキを組むこと自体にはさほど困らないでしょう。

《腕利きの群れ導き》

飛行を持たないクリーチャーを唱えるたび、飛行を持つ複写を手札に生み出します。
飛行を持たないクリーチャー呪文全てに手札を補充する能力なので、1ターンに1回のみですが堅実にアドバンテージを稼ぐことが出来ます。
唱えた時点で誘発するので、飛行を持たない統率者や各種コンボパーツに変則的な打消し耐性を与えるとも読み替えられると思います。
《伝承の語り部、チュレイン》など、クリーチャーの沢山入ったバントカラーのデッキに居場所を見つけられそうです。

《暗黒星の放逐者》

戦場に出たとき、マナ総量3以下のパーマネントを追放します。
離れたときには同じタイプのカードの抽出で返します。
《スカイクレイブの亡霊》《難題の予見者》に近いデザインのカードですね。

トークンを追放する分にはノーリスクですし、2ターン目に出された《冷手鉄の心臓》を追放、数ターン後に《秘儀の印鑑》を返すようなケースは十分なテンポ差をつけているでしょう。
統率者を追放した場合、統率領域に戻されたなら抽出は機能せず、戻さなかったなら抽出は出来ますが統率者はもう返ってきません。
地味ながらいい働きをしてくれると思います。

戦場に出たとき能力と離れたとき能力が分離している、所謂ナイトメア能力なのでブリンクしたら2枚追放できるのは言わずもがな。

おわりに

今回はアルケミー:ブルームバロウの注目カード紹介でした。

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それでは良いアニマルフォークライフを。

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