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リーグワン2022-2023 第5節までのレビューとこれからの展望!!

 最強寒波到来!とニュースで騒がれていますが、ラグビー界では1月23日は「フロントローの日」ということで寒波以上に盛り上がっていましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
 こんな寒い日が続いている中でも、熱いリーグワンの試合は毎週繰り広げられています。
 さて、今回のオニギリ's eye!!は、リーグワン2022-2023の“前半戦の前半”をレビューし、さらにこれからの展望をオニギリが予想しちゃいたいと思います!
 それではいってみましょう(^ ^)

 まず、Div1の現在(1/23時点)の順位は以下の通り。

 首位を走るのは5戦全勝中の埼玉WKです。前回優勝した強さがそのまま今季にも出ていて、安定した勝利を収めています。
 日本代表の坂手、稲垣が安定したスクラムで牽引し、高校から埼玉WKに入団したFL福井も5戦全てで試合出場しています。コーネルセンもNo8やLOとマルチな活躍をしていて、「強いチームに強いFWあり」という言葉がピタリと当てはまる強さです。
 BKもケガから復帰した松田が5戦全てで活躍し、今年のW杯に間に合いそうな仕上がりです。
 BL東京と静岡BRとの試合は接戦でした。この2チームは昨シーズンも接戦になっていて、終盤でまた再戦があるためこの勝ちの流れを保ちながら首位をキープしていきたいところです。

 2位はS東京ベイです。好調なスタートを切れたのは開幕節に東京SGから勝利したことが大きく、開幕で勢いに乗れた感じがします。海士、マルコムが4試合に出場してスクラムの安定感を発揮し、マルコムマークスに関して言えば、ジャッカルで何度チームを救ってきたかと驚きます。リーグワン全体を通し、南アフリカの選手が増えてきていて、横浜Eにデクラークとクリエル、トヨタVにデュトイ、ルルー、埼玉WKにディアリンディなど、世界のスター選手の試合を間近で見られるのは改めて幸せを感じます。
 話は戻って、S東京ベイは快速WTBが活躍していて、根塚、木田の2人はボールを持ったら前に出ていき、何かしてくれるとワクワクさせてくれるWTBです。前節の後半最初のトライも根塚のBIGゲインから繋がりました。昨年秋の日本代表ヨーロッパ遠征などで試合出場がなかった分、今年のW杯メンバーへアピールすることが、これからのS東京ベイの勝利にも近づいてくること間違いありません。

 3位は東京SGです。今年は新体制となり、オニギリ的には爆発的な元気さを感じないものの、開幕節のS東京ベイ以外は勝利していてやはり安定した強さを感じます。横浜Eとのゲームで、14人という中で勝利したことが大きいでしょう。
 近年大学ラグビーで活躍した選手が加入し、若返りを感じます。フロントローでは小林、祝原、中野らの出場が増えてきました。またバックローでは、箸本、山本、下川もメンバーに入ってきていて、BKでは河瀬と、後半戦にかけてさらなる元気が出てくることに期待です。オニギリ的には垣永の叫びが久々に聞きたいです。

 4位は横浜Eで、敗戦は東京SGとの試合のみと好調な前半戦となりました。初戦の神戸、2戦目のS東京ベイに引き分けたことが今季の好調ぶりを表しています。4位ではありますが、前半戦を見てオニギリは今季の横浜Eは一味違うと見ています。特に、アマナキレレイマフィが5戦全試合に出場し、7トライをあげる好調ぶりを示しています。規律の部分でまだ不安はあるものの、得点力が復活してきており、横浜Eにとってはプラスでしかありません。また、デクラーク、田村のハーフ団は大事な場面で出てくることでしょう。そして、タカヤワ、クリエル、エスピーマレーらの好調さが後半戦も続くと、今季も面白いチームになると予想されます。次の埼玉WK戦がキーポイントになりそうです。

 5位は絶好調の相模原DBです。昨シーズンの入替戦で勝利し今季からDiv1に入りました。初戦のBR東京に完勝してから、トヨタVとBL東京に勝利したことは今後の順位に大きな影響を及ぼすことでしょう。埼玉WK以外は接戦をものにしており、DFの粘り強さを感じます。
 注目は5戦先発出場している両FLの鶴谷、坂本です。この2人が体を張り、強豪チームのFWの嫌な存在になっています。この2人の活躍にプラスして、リザーブの安江が後半から出てくるとまた一味違うアクセントとなって、相手FWが翻弄されています。BKでは移籍してきたヘンリーブラッキンが、派手さはないもののサポートプレーやリンクプレーでチームに貢献しています。チームに影響を及ぼしているこの4人は後半戦も注目です。

 6位はBL東京です。2敗しているものの、埼玉WKに3点差、相模原DBに4点差と、首位にいてもおかしくない力を持っていながら僅差で負けているのがもったいないところです。
 ここも若手が活躍していて、フロントローだと木村、原田、小鍛冶らが出場しており、日本代表のワーナーディアンズ、BKでは松永に期待したいところです。そして、5節ではマットトッドが目立ちました。元オールブラックスで、仕事人として申し分ない男が帰ってきたのはBL東京にとって朗報でしかありません。リーチもW杯イヤーとしてまだまだキレが落ちません。これから接戦での試合に勝利していくと、さらに上位を狙える可能性が高いと期待しています。

 7位は神戸Sで、ここ数年若手が出てこない神戸Sでしたが、ベテランのうまさと経験で上位に食い込んできました。今季も若手としては日本代表の李がゲームメーカーとして出場していますが、総じて30代あたりの選手が目立っています。毎週のように試合があると体力面で終盤厳しくなってきて、若手の活躍も必要になってきます。新加入が4名発表されており、アーリーエントリー制度でいち早く出てくるのではないかと期待しています。

 8位はBR東京です。トヨタ、静岡に勝利し、BL東京にも10点差での惜敗でした。昨季活躍したアイザックルーカスがマークされていて、昨シーズン程の活躍は見られないものの、埼玉WKから移籍したハドレーパークスやヴァカヤリア、メイン平のBK陣が光ります。
 FWでは武井、松橋が帰ってきたことが大きいです。攻守に活躍しており、サイズはないもののこの2人が後半戦まで戦い続けられるかがキーとなることでしょう。

 9位はトヨタVです。昨季5位のトヨタでしたが、前半戦はなんと5試合で1勝4敗のスタートとなりました。大黒柱である姫野が開幕節からリザーブであったり、途中ケガで離脱したりと、ここぞという時の選手が見当たりません。FWでは世界的スター選手であるドュトイが先頭に立ちキャプテンしています。BKもルルーが3戦目から出てきましたが、思ったパンチが出ていません。
 5節のBL東京にも38点差をつけられての大敗を喫し、早急な改善が必要とされています。中盤戦では、神戸、S東京ベイといった強豪との連戦が続きます。このあたりで勝利しないと上位への道が開けず、ここから若手のブーストに期待したいところです。

 10位はGR東葛です。初戦で久しぶりにリーグ戦勝利をあげたものの、またそこから勝利が遠くなっています。しかし、神戸Sと10点差だったのは好材料です。後半に相手シンビンで人数的に優位でしたが、勝ちに繋げられなかったのは惜しかったです。経験豊富なレメキがキャプテンとして体を張る姿勢を出しており、接点で脅威だったグリーンロケッツが復活したら、昨季よりも上位の順位が期待できことでしょう。

 11位は静岡BRです。昨季は8位で、今季は上位進出を期待していましたが、接戦での敗戦が続いており波に乗れていません。昨シーズン優勝した埼玉WKにも残り5分までリードしていたものの最終盤にトライとゴールを決められ惜敗しました。昨シーズンも埼玉WKに1点差で惜敗しており、悔しい敗戦が続きます。5節も好調の相模原DBに残り5分で追いつかれてしまいました。
 Div1で1番多く日本人が出場しており、静岡BRからは魂を感じます。あと一歩が多いだけに、後半戦に向けてさらにもう一歩先に進めるよう応援していきたいところです。

 12位は花園Lです。今季からDiv1となり、前半戦からDiv1の洗礼を受ける形となりました。開幕節のGR東葛には最後に追いつき、ゴールを決めれば同点というところを外してしまい敗戦となりました。その他は20点差以上の敗戦が続いており、接点でどうしても前に出れない状況が続きます。
 クーパーはケガで間に合わず、日本代表に選出されたワクァも出場していないのは痛いです。ゲニアがキャプテンで牽引しており、マシレワや移籍してきた村田、日本代表のフィフィタらが奮起してきたら勝利も間近じゃないかと期待しています。

 以上が“前半戦の前半”、第5節までのレビューでした。
 各チームの色が出ていて、チームによって好不調が顕著に表われています。埼玉WKに土をつけるチームは現れるのか!?
 第6節以降も、皆さん現地でも、テレビの前でも、熱い試合を見てラグビーを盛り上げていきましょう!!
 ワクワクが止まりません^ - ^

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