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文章本を読んで力がつく人、つかない人

patoさんの文章本
『文章で伝えるときいちばん大切なものは、感情である。 読みたくなる 文章の書き方29の掟』
を今年の3月に読んだけど、内容をほとんど思い出せない。

とても面白い文章術の本だったのは間違いない。
冒頭から引き込まれる文だった。
「読めば書くのが絶対上達するぞ」と興奮して読んだのを覚えている。

しかし今「なんと言ってたかな? 感情をしっかり書こう、だったかな?」程度しか思い出せない。

せっかく良書を読んだのだからライティングに活かしたいのに。
他にも著名ライターのノウハウ本を何冊も読んでいるけど、いまいち自分のものにならない。

他のnoterさんもこういう経験は多いんじゃないかな(失礼)。

読んで得た文章術を活かせる方法を考えてみる。
『本の内容を1つだけ毎日取り入れて書く』はどうだろう。

書籍には複数のアドバイスが載っている。
一冊買うだけでプロの様々なメソッドを知れると、満足度が高い。

でも、読み終えて一週間たつと9割ほど忘れていることはざら。

だから1つだけ、本の中から選んで、必ず取り入れて書くようにする。
1ヶ月ほど毎日使えば身につくのではないか。

自宅の本棚にある
文章で伝えるときいちばん大切なものは、感情である。』
を読み直し、29あるメソッドを見直す。
初読時、気になったところはフセンを貼っている。

”同じ記事を100パターン書けるといい”
「文章力とは、適切な箇所に適切な文章をいれられること」
「多数の書き方を生みだせれば、その記事のその箇所に、適切な文章を選べる」
本書で一番ハッし、勉強になったところだと思い出した。
100パターンは厳しいけど、2パターンはやってみようと決めた。

• だである調をですます調にする
• 硬い文を砕けた文で書く
• 立ち位置を変えてみる

できるようになれば、書き方の引き出しが増えるはず。

せっかく一冊読んだのだから、全部身につけたいとは思う。だが読めばすべてを実践できるかというと簡単ではない。
何一つ吸収できないくらいなら、たとえ1章分だけでも。



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