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「ゲノムが語る生命像」

「ゲノムが語る生命像」
本庶佑著
著者は、ノーベル賞で有名な本庶佑氏

「ノーベル医学生理学賞の世界的な研究者が語る生命の本質」という言葉が表紙の帯に書かれていて、その言葉に惹かれた。


最近よく耳にする、「ゲノム」って一体なんだ??って思っているすべての人にお勧めの一冊ということになろうか?。

メンデルが発見した「遺伝の法則」これから分子生物学が発展していったのだ。
本書を読めば、ゲノムってなんだ?の疑問に答えてくれて、わかった気分にさせてもらえるはずだ。。

キーワード
1.「ゲノム工学の技術」
① 「ゲノム工学」あるいは「組換DNA技術」と呼ばれるものの基本は遺伝情報のテープを自由自在に編集する技術である」
② 「ヒトのDNAを大腸菌で増やす」
③ 「遺伝子治療技術の課題」

2.「生命観に大きな影響を与えた分子生物学の発見」
① 遺伝物質の構造がわかり、地球上のすべての生物はすべて(遺伝子的には)同一であることが確認された。
② 遺伝物質はダイナミックに変動している。これによって、(生物の)膨大な多様性を発現している。
③ 遺伝情報は個体において著しい差があるということ。


本書の目次から印象的な言葉をいくつか抜粋するので、気になった言葉があれば是非本書にあたってみてほしい。
「進化はゲノムの歴史である」
「ゲノム情報の間違いが進化の母である」

「がん治療の新たな展望」
「幸福感の生物学」
「生物学は必須の教養」
「医学の進歩と変化」

人はもともと、アメーバみたいなものから進化して人間になっていったというような話は幼いころからよく聞かされていたことを思いだす。アメーバが人間になる進化って何だ?わけわからない気持ちでいた。それが、生物の多様性につながっていくとは驚きだ。。

#本庶佑 #ゲノム編集#rubiconbookreview#オブシーボ#ノーベル賞

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