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全勝記録更新中

昨日の朝、六甲山でトレイルランニングをするために電車で移動中に財布を落とし、気付いてすぐに駅や交番に行ったが見つからなかった。現金の他に免許証やクレジットカード、交通系カード、家の鍵が入っているのでダメージが大きい。山を走っている間は少し気が紛れたが忘れることはできない。仕方がないと自分に言い聞かせながら下山したら、交通系カード会社から電話があり財布ごと見つかったと知らせてくれた。安堵した。

電車で誰かが拾って駅員に渡してくれたそうだ。本当にありがたい。私はADHD風味の人間の典型的特徴である身の回りの物の紛失の常習者で、財布や携帯をもう何十回も無くしている。しかし今のところ全部戻って来ている。日本は誠に素晴らしい国である。去年タクシーに財布を忘れた時は運転手さんが自宅まで届けてくれた。その時一緒にいたアメリカの学術誌編集長がどんな国やねん、と驚嘆していた。

しかし私は海外で無くしたものも返って来ている。パリのシャルルドゴール空港で飛行機からターミナルに向かうバスでパスポートを落としあわやそのまま日本に戻されそうになった時は、バスの運転手さんが見つけて持って来てくれたし、ニューヨークではチャイナタウンのレストランにパスポートも財布も入った鞄を忘れてホテルに戻ってしまった。

ホテルで寛いでからシャワーを浴びているときにそれに気づき(それまで気づかないのが我ながらすごい)、店に戻ると、既に数時間経っていたが鞄は同じ場所にあった。

ヨーロッパの飛行場では1mあるでかいスーツケースを置き忘れた。見知らぬ人と偶然立ち話をして、じゃあと別れてタクシー乗り場に行ってから自分がスーツケースを持っていないことに気づいた。慌てて戻ったらその見知らぬ人が途方に暮れてスーツケースと一緒に待っていてくれていた。そりゃ困るわな。スーツケース残して消えられたら。

つまり日本国民の驚異的な道徳心のお陰だけではなく、私は相当強運(悪運?)なようだ。もちろんこんな奇跡が今後も続くはずは無いが、今のところ全勝。本当ならノーベル賞受賞とかもっと大きなことに使えたかも知れない運を、こう言うことで使い果たしているのかも知れない。

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