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#呑みながら書きました 〜呑みたい人にも、そうでない人にもおすすめ「お酒番組」4選〜

土曜の晩はたいてい酔っ払っています。こんばんは、ルミと申します。

さて、今宵は、こちらのイベントに参加させていただいております。

というわけで、現在の状況をお知らせいたします。

飲んだ場所:自宅の寝室(私用の机)
飲んだお酒:サントリー プレミアムモルツ 1缶
      ウイスキーハイボール(ブラックニッカ)1杯
      ジンの炭酸割り(生ライム付き)1杯
酔い具合 :周りがあまり見えなくなってます
      ちょっと気持ちが大きくなっています

今宵、お話させていただくのは、「お酒番組」です。
出演者がただひたすら飲んでいるテレビ番組が好きです。
前回、「愛しのBSプレミアム」と称して、BSプレミアムの大好き番組を紹介させていただきました。

その中にも「世界入りにくい居酒屋」をおすすめしましたが、今回は、また違った番組を紹介します。


では、行ってみましょう!(あ、ハイボールこぼした)

1 吉田類の酒場放浪記(BSーTBS 毎週月曜午後9時から)


高知県が生んだ酒場詩人、吉田類さんが、東京、特に下町の居酒屋を巡って酒と肴を担当するという番組。お店の大将や常連さんとのやりとりがとても温かい。
(やきとんとホッピーを体験したい)
よく見ていたのは、仕事が猛烈に忙しくて、毎晩遅くに残業を終えて帰っていたころ。家族が寝静まった深夜、母が作ってくれた一人分の晩ご飯を電子レンジでチンして食卓に並べ、ラップをはずし、缶ビールを冷蔵庫から1本、コップに注ぐと同時に、録画した「酒場放浪記」を再生する。
オープニングの曲と同時に、私もひとり空に向かって乾杯した。
類さんがあまりに楽しそうに飲む姿と、常連さんの賑わい、大将の穏やかな語り口、ちょいちょい類さんをツッコむナレーションが、あの時のひとりで食事をとる寂しさをどんなに癒してくれただろう。
酒場放浪記がなかったら、あの頃の孤食のさみしさに、まいっていたかもしれない。

一度、吉田類さんにお会いしたことがあります。
その日、吉田類さんの講演会が地元のホールで開催されました。私はそれを聞きに行って、類さんの著書3冊にサインをいただきました。


サイン本を抱え、地元で最も「吉田類の酒場放浪記」的居酒屋と思われる店(つまりは、老舗の下町の居酒屋)、吉田類ファンの友人(主婦)2名と集まって、講演会の報告会を開催しました。サイン本3冊のうち2冊は、その友人たちにプレゼントするためだったんですね。

果たして、本当に類さんは現れたのですよ! 秘書らしき女性と二人でお店に来られた様子。嬉しくて、感動して、ついお声をかけた。
「先ほどの講演会にいた者ですが、講演に来られなかった友人と一緒に写真をお願いします」と。類さんは快諾してくださり、一緒に写真を撮っていただきました。
その後、類さんは秘書の方と二人、一番奥の席で静かに酒と料理を楽しまれていました。

私たち3人は、類さんがお店を出たあとも、久しぶりの再会に浮かれ、おしゃべりに花が咲いて、長いことお店にとどまって盛り上がりました。

夜も更け、お店は常連さんで満席。待っている人も出てきたので、私たちは2軒目に移動することに。もう、午後11時を回っていたと思う。(吉田類的居酒屋で、6時間くらいいた!)

老舗居酒屋を出て向かったのは、新しくできたイタリアンバル。
ワイン樽をテーブルにしているようなカジュアルな作りで、それほど広くない店内。ワインとチーズでもう何度目かわからなくなった乾杯。われら飲兵衛主婦どもは明日があることを忘れ、飲みに飲んでいた。もうかなりベロベロの状態。(7時間は飲んでいる)

そこに、来られたのだ、あの吉田類さんが!
まさか、こんなカジュアルなイタリアンバルに、類さんが来られるなんて。
私たちもびっくりだが、驚いたのは類さんも同じだったよう。
「また、お会いしましたね」
ほろ酔いの様子の類さん。ほんの少し赤みを帯びたお顔はテレビと一緒。
「偶然を記念して、一杯どうぞ」
と、類さんは私たちにグラスワインをご馳走してくださったんです。
どんなに酔っ払っていても、これが飲まずにいられようか!
ワインが運ばてきた。私たちはグラスを持ちあげて、類さんの席のほうをちらりと見ると、類さんもこちらを見ていて、手に持ったグラスをそっとあげて「乾杯」とジャスチャーしてくれていたんです! その姿があまりにダンディでめっちゃかっこよかったこと。

ああ、こんなことなら、さっき飲み干した日本酒、セーブしときゃよかった。
せっかくいただいた類さんのワインの味は、酔っ払った私には、もうすっかりわからなくなっていました。今考えても悔しい。舞い上がってしまって写真も残せなかったという失態の話。

今も、吉田類の酒場放浪記を見ると、あの日のことを思い出します。
類さん、かっこよかったなあとしみじみ。
なので、「お酒番組」では、「吉田類の酒場放浪記」がぶっちぎりの一位です。

2 六角精児の呑み鉄本線・日本旅(NHK 不定期放送)

もう、だいたい私の好みがお分かりになってきたのではないでしょうか。
私も今わかりました。私「ゆるおじ専」でしたね(ブラタモリも好き)

さて、この番組、私の愛しのNHKでやってます。(受信料、喜んで払います)
俳優の六角精児さんが、鉄道旅をしながら飲むという番組。
ローカル線にゆられながら、缶ビールやカップ酒を飲む六角さん、めっちゃ幸せそうなお顔をされます。その顔がたまらない。
日本のローカル線、びっくりするくらい本数がないんです。次の列車まで1時間、2時間なんてことはザラ。その間を使って、六角さんが街を歩きます。
見ていてちょっと物悲しくもなるんです。商店街はシャッターが閉まっていて、道には人通りがありません。廃墟のようになったビル、耕作されない畑、炭鉱や鉄鋼の街はすっかり当時の繁栄を忘れてしまって、ひっそりとしています。
でも、やっぱりそこにはどんなに少なくても人が住んでいて、明るく楽しく生きようと奮闘されているのです。
そんな街をローカル線は走ります。(1両の列車がめっちゃかわいい)
でも、六角さんの笑顔を見ていると、やっぱり日本の地方っていいなあって思わせてくれる番組です。

3 おんな酒場放浪記(BSーTBS 毎週金曜 午後11時から)

タイトルから想像できるとおり、吉田類の酒場放浪記が男性版なら、おんな酒場放浪記は女性版。
いやー、美しき飲兵衛っているんですね。
どの出演者の女性も、美しくてとにかくザル(飲んでも少ししか酔わない人)
見ていて気持ちがいいほど、飲む、飲む!

吉田類さんは、1回のロケで2カ所のお店を回るそう(1晩で1升飲むらしい)で、よく見ていると、お店に入る前からちょっと酔っ払っている様子がわかります。(ファンは「ロケ2軒目なのね」と温かく見守っています)
こちらの女性陣はどうなんでしょうか。もし1回のロケで2カ所以上回っているとしたら、彼女たちの酒豪具合はほんとにすごい。
いや、そうでなくても、あの見事な飲みっぷりは十分すごいんですけど。
酔って乱れたところが全然見られないんです。ずっと美しいまま。
いや、ほんますごいです。私は彼女たちを密かに師匠と呼んでいます。(すごいしか言ってないな……語彙力)
この番組を見てから「女子一人で居酒屋もありなんじゃね?」と思えるようになり、一人で旅に出た時は、その土地の居酒屋に行くようになりました。
地元の食材とお酒をリーズナブルに、適量で楽しめる一人居酒屋、最高です。

4 あてなよる(BSプレミアム 現在放送していません)

この番組を見てから、料理研究家大原千鶴さんのファンなんです。

料理研究家大原千鶴さん、ブログのプロフィールによると、

京都・花背の料理旅館「美山荘」の次女として生まれ幼少のころから料理に触れて育つ。 現在は京都市内に住まい、料理研究家として雑誌やテレビ、料理教室、講演会などで活躍。 NHKEテレ「きょうの料理」のレギュラー出演中。 NHKBSプレミアム「あてなよる」「京都人の密かな愉しみ」の番組出演や料理監修も手掛ける。 高校生、中学生、二男一女の母でもある。

そう、京都の方なんですね。京都のおばんざいを中心にした料理を披露されています。
さて、この「あてなよる」という番組、酒のあて(肴)に注目した番組。
毎回、一つのテーマで料理研究家の大原千鶴さんが様々な料理を披露し、それにあうお酒をソムリエが提案するとういう趣向。
その時の、大原千鶴さんのトークがとても軽妙なんです。
うまく自分を落として話したり、出演者の著名人を上手に巻き込んで、場を和ませる話術、気持ちがよくて、心地がよくて、近所にこういうお姉さんいたらいいなあって思います。絶対、友達になりにいく!
大原さんの料理は、京料理をベースに世界各地の食材を組み合わせて、でもぜんぜん奇をてらったものでもなく、もうずっと前からあったような、そんな料理。
それを、ベストマッチのお酒と合わせるって、想像しただけでごちそうさまだよ。
HPに載っているレシピもお酒も、全部試してみたい。
番組が再開されることを祈ってます。

以上、おすすめのお酒をテーマにしたテレビ番組でした。

みなさん、よいお酒を!

サポートいただけると、明日への励みなります。