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パワーポイント資料作成の学び方~レベルアップの4つのポイント(講座活用編)


資料作成講座の講師の津島です。前回は「自主学習編」として自主学習にて資料作成の向上のために意識した4つのことを説明いたしました。後編ではrubatoが開催している資料作成講座「資料作成キャンプ」を活かした学習方法を紹介させていただきます。


資料作成キャンプとは?

資料作成キャンプ」はrubatoが毎月開催する実践型の講座です。ニュース記事を制限時間内に受講生がスライド化し、それに対して7名の講師陣が個別にフィードバックするという内容です。ユニークな点として、講師陣は受講生と同じ時間内で問題に取り組み、最後に講師のスライドが作成例として示されます。講師も実際に作成していることからレビュー観点がリアルであり、回答例を受講生に複数提示できるため、参考の幅が広がり人気となっております。お題を変えて毎月開催しており、30名前後の方が毎月参加いただいております。私は元々生徒として当講座を受講しており、縁があって講師の立場で現在は携わっております。

 資料作成の向上のために意識した4つのこと(資料作成キャンプ編)

前回もお伝えしましたが、資料作成の向上のために大きく4点のことを意識して私は取り組んでおりました。

① 使えそうなスライドをストックする
② スライドの作り方を理解する
③ 流用して資料を作成する
④ 作成した資料を振り返る

しかし、自主学習ではモチベーションを保ち続けることが難しく、私は毎月開催される「資料作成キャンプ」の中で資料作成を継続的に向上させる方法を編み出し、大きく成長することができました。今回は、「資料作成キャンプ」を活かした学習方法を紹介させていただきます。

スライド2

① 使えそうなスライドをストックする
まずは資料作成キャンプに参加してみましょう。2問のお題を講師と生徒がスライド作成を行い、全部で80枚弱のスライドを得ることができます。

② スライドの作り方を理解する
「①」スライドの中から、真似してみたい、作ってみたいと思った資料を2-3個ピックアップします。そして、作り方を考えてみて分からない部分や自信のない部分は手を動かして作ってみましょう。共有される資料はパワーポイント形式のため、解析しやすくなっています。また、分からない部分があれば、講師に質問したり目的別の講座を受けたりして習得することができます。

③ 流用して資料を作成する
次回の資料作成キャンプで、前回までにストックしたスライドをもとに資料を作成してみます。実際に私が受講生だった時の例をご紹介させていただきます。ストックしたスライドを真似て作ることでスライドの図解や見栄えが自力で作ることに比べてとても良くなります。

スライド3

スライド4

④ 作成した資料を振り返る
資料作成キャンプでは講師からのレビューを受けることができるため、良かった点と改善すべき点を明確に得ることができます。また、受講回数を重ねるごとにストックが増え、資料作成の経験が積めるので、スキルが向上していきます。

 最後に

資料作成の向上は手を動かすことと比例すると考えます。自主学習できる人はどんどん作ってみて実力を高めていただきたいですし、自主学習では続けることが難しい人は資料作成キャンプの場でスキルを高めていくことがオススメです。


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◆「人を動かす一人歩きする」資料Before→After
第1回 入門編①図解の基本形「一人で行くバー」をお薦めするスライド
第2回 入門編②2つの比較「ストアカ」をお薦めするスライド
第3回 入門編③図解の基本形「コーチングアプリ」をお薦めするスライド
第4回 基礎編①線グラフの基本 企業の変革を促すスライド
第5回 基礎編②スライド構成と図解 新規事業を提案するスライド
第6回 Before→After OBOG版(前編)~霞が関文学編~
第7回 Before→After OBOG版(後編)~霞が関文学編~
番外編 『PowerPoint資料作成 プロフェッショナルの大原則』
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2.ロジカルな図解のつくりかた(後編)
3.アウトプット→インプットの話
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