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1ステップで激変!資料のBefore_After~図解での文字強調 ver.~📝

こんにちは、Rubatoで資料作成の添削スタッフをしている土居です。
私は「戦略的プレゼン資料作成2日間集中講座」で受講生の方の宿題資料を添削しています。資料作成は基本ルールを押さえる事で資料そのもののクオリティを飛躍的にUPすることができ、さらに作成に費やす時間を圧縮する事が出来ます。Rubatoではその基本ルールを理解して実践するための学びを得る機会を皆様に提供しています。
 
今回は「組織成熟度に合わせたリーダー像」のスライドを添削してみます。
今回のメインテーマは「図解での文字強調」です。


×NGポイント

ボディ部分の文字の強調要素が弱い
スライドタイトルの下に配置された、スライドメッセージの「組織成熟度は4段階に分けられる」の箇所がベースカラー(資料の中で一貫して使う色)として強調されているため、視線がスライドメッセージに集中してしまい、各要素の重要なポイントがわかりにくい

まずは、今回のメインテーマである「図解での文字強調」を中心に修正してみましょう。

文字を強調する理由は、読み手に伝えたい部分にスポットを当てることで注目を集め、視覚的にわかりやすく伝える事です。
文字の強調は図解のそれぞれの要素を補足する説明文に対して、特に強調したい箇所に限定して使用することが望ましいです。

Beforeスライドではスライドメッセージに文字強調がなされていましたが、ここはあくまでもスライド全体を要約したメッセージになるので、スライドメッセージへの文字強調は控えましょう。

具体的には各要素の説明文の中で特に伝えたいキーワードや一文を太字にし、ベースカラーやアクセントカラーで色をつけることでより強調を強めます。そうすることで、文章を読み込まなくとも重要なポイントを読み手に伝えることができます。
 
いかがでしょうか?説明文に文字強調を入れることでパッとみて理解しやすくなりましたね。

さらにそれ以外の要素も含めてもう少し修正を加えてみましょう。

◎改善ポイント

1.小見出しの内容を具体的にしましょう
このままでも良いのですが少し抽象的な表現なため、より具体的な事象を小見出しにすることで伝えたいメッセージがわかりやすくなります。
 
2.ピクトグラムの色をベースカラーに合わせましょう
ピクトグラムは視覚的理解をサポートする大切な要素の一つですが、あくまでも書かれている内容の理解を促すための補助的な役割です。ピクトグラムそのものがノイズとならないようにベースカラーに合わせて違和感を無くしてあげましょう。

3.図形のサイズのバランスを整えましょう
 最後の仕上げです。ボディ部分の全体感を見ながら不揃いな図形は無いか、バランスが悪いレイアウトになっていないかなど確認して微調整を行います。

まとめ

今回の『資料作成Before→After』テーマ
「図解での文字強調」

いかがでしたでしょうか。
強調表現を抑えるだけでも、非常に見やすく、プロフェッショナルな印象を与えます。ぜひ自分が過去に作った資料を見て、今回解説したポイントをおさえられているか確認してみてください。

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