変わること

未来をすきになった。眩しくて見えない。それでいい。果たして私は、私なのか。

あのね、ママ、今日も明日も明後日も、お弁当はいらない。夏祭りの日が来たら、起こしてね。
傷つく側の人間でよかった。優しさで損をする人間でよかった。嘘をつけない人間でよかった。飽きるほど唱えた。私は、嘘つきかな。

2人で博物館に行ったこと、美しかったなあと思い出すのは、私だけですか。美術館も博物館も、本当に興味があったのかは、正直わかりません。でも、あなたと行くということに、大きな価値があったのです。隣に立って、電車に乗るということが、今はとても、大変なことに思えます。疲れ果てた帰り道、私が降りる駅に着いてしまう前のあの時間が、ずうっと、ずうっと、続けばいいと願いました。

散らばったガラス片が朝日に照らされ、星屑のように輝いている。
もう何にもかけないよ。幸せになっちゃったから。幸せなんてかいてもしょーもない。
本当?
ずっと、ずっとわからない。私が言ったことは、私が本当に思っていることなのか。神様がいるとかいないとか、正直どうでもいいかもしれない。あの日の私が信じていたことは、とっくに信じられなくなって、私はついに大嘘つきになってしまった。
永遠が醜いのは今も同じだ。いつか少女でないことを肯定できてしまったら、それが私の終わり。

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