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夜と朝の境目があんなにも曖昧だなんて私知らなかった
皐月の風は君の髪を揺らして
空が青く青くなって、太陽の光が、世界の彩度を鮮明に映している。
バスの窓から見えた名前も知らない葉っぱたちが、ガラスのようにぴかぴかと光って薫風に遊ばれている。
君に出逢えたおかげで、好きになれた季節。
バスから降りればそこは知らない街で、全てが新鮮に映る。私の知らない街。私を知らない街。それなのに、知っている夕焼けが空を覆って、私を守っている。
ひとりぼっちだけど、ひとりぼっちだから、ひとり
私は私じゃない私を生きているんだと思う。
桜の降る卒業式なんて、つくりものだけの話で、実際は桜の木もまだ枝を剥き出しにしていた。
ピアス、染髪、お酒、タバコ
私は何一つ興味がなくて、大人になることの魅力がよく分からない。むしろこの制服をもう二度と着られないことも、肩書きに守られていた安心感から放り出されてしまうことも、惜しいと思う。
だからさ、17才でしんでいても、きっと私、後悔しなかったよ。
17才じゃなくなったら、17才で私
はる なつ あきふゆ
私、冬って好きじゃない。昼間が短いじゃない。もっと青い空を見ていたいもの。
そう言いながら月を指さして、見て、綺麗。と笑ったあなたを、今も思い出す。あの日のこと、覚えていますか。覚えてないか。14歳の頃のことだもの。
あなたは今も、あなたの優しさに傷つけられているのだろうか。いつだって、あなたの幸せを願っています。あなたが笑えない世界は、少しおかしい。あなたを見ていると、世界は優しい人から笑えな
ごめんねいつも下手くそで。さようなら
君は僕を嘘つきだと言った
君の目に僕は、どう映っているだろうか。きっと大層、醜く見えるでしょう。僕は頑張れない。
他人の幸せよりも自分の幸せだけを考えた方が、生きることが楽しくなるなんて、誰も教えてくれなかった。誰かに嫌われるのが怖くて、瞬きさえも僕の罪だと怯える毎日が、途端に崩れて消えていく。もう、胸を張って、僕は正しい人間だ、とは言えない。罪悪感なしに笑うことも出来ない。痛みもなんにもわからなくなってしまって、あの
蝶よ花よと育てられても、私は蝶にも花にもならない
かわいいは無限だ。人それぞれのかわいいがあって、大事に大事に秘めてみたり、世界に見て欲しかったり、かわいいとの付き合い方は、人の数だけある。
私にとって、かわいいってなんだろう。
私にとって、かわいいって、なに。
私のためのかわいいに、いつの間にか首を絞められて苦しい。
飾れば飾るほど自分が醜く見えちゃって、かわいいの魔法は呪いに変わった。私が1番、とか、誰よりも、とか全部どうでも良くて、ただ