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日本の歩き方#44入善町→富山市

日本縦断徒歩の旅44日目

今後のルートを検討していたら23時になってしまったが、4:30にスッキリ起床。

東京にいると不眠症のため酒がないと寝れない俺だが、旅中はスーッと眠りに堕ち、ズゴーン!と爽快に目覚める。

朝焼けを待ちながら海を眺め、煙草に火をつける。朝が好きだったんだな、俺。

富山県入善町は、海と山に囲まれ、その間に壮大な田園風景が広がる、しかもこのキャンプ場は、無料でさらにシャワーまで浴びれる。この町に通ったらここを野宿先にしてもおもしろいかもしれない。

日本の自然の美をうまく配置させた芸術品がそこにある。ここをキャンプ地にできたこと、それだけで多幸感を覚える。

グルメとしても山の幸と海の幸を両方味わえるという利点もあるからこそ、ここら辺の道の駅はおもしろいんじゃないか。(金銭的な問題で味わうことはなかった)

今日のルートはこれだ。


ついに富山のど真ん中、富山駅に入る。

都会に入る前はいつもウキウキが止まらなくなるが、今日はそれ以上に楽しみなことがある。

また、新しい旅人と合流することになるからだ。

彼は(彼というのも恐縮だが)、俺が昨年、大学で運営していた団体、「早稲田大学男祭り」で応援してくれた人だ。

早稲田大学男祭りは、赤ふんどし一丁だけ身にまとい、ステージ上でダンスパフォーマンスをし、最後は己の夢を絶叫するという、珍しい形のパフォーマンス団体だ。(説明が難しい)

その際、運営資金が不足し、クラウドファンディング で差額分を集める戦略を試みた。

たくさんの人が応援してくれた。しかし、差額分を埋めるにはまだまだ金額が足りなかった。

クラウドファンディング 終了まで残り30分を切ったところで、残りの金額以上に投資してくれたのが彼だった。

彼の応援がなければ、ステージは完成しなかった。結果的に5000人以上の人に来ていただき、反響もすごかった。

そんな彼と旅ができる。これだけでかけがえのない時間になる予感がする。

早く辿り着きたい。その一心でペースは早まる。

これが裏目に出た。

古傷の側靭帯が痛み始めた。

バイカーズハイになってから大丈夫だと思っていた。

やはりいつ古傷が疼きだすかはわからない。

油断せずに慎重に歩くべきだった。

痛みが出始めたとはいえ、不思議なことに集中力は高かった。ゴールにどんどん近づいていく。

何の苦労もなく、富山市に入った。ここまでのアップダウンのない道に退屈だと思えたくらいだ。

最近は40kmなら平気で歩けるようになった。

しかし、それじゃあ退屈になり始めているのも事実だ。今なら50kmペースでも行けそうな気がする。むしろ行きたい。

『限界がどこなのか?』を追い求めるの性だ こそ旅人だ。

富山駅に近づくと見てはいけないものが。

「富山ブラック」

お金ないし...と悩んだがラーメン年間250杯芸人として、これを見逃すわけにはいかない。

美味しい。

色の染みた麺

しょっぱいラーメンとして有名な富山ブラックだが、意外とそうでもなかった。強い香りと、深い味わい。しょっぱいのはシナチクだけだと思う

アホみたいにしょっぱいシナチク



そして友人と合流。久しぶりの再会。これが嬉しい。

二人で寿司を食べ、

富山県の形をした皿


ご当地のお酒を飲む。

『名産の本当の味は、現地でしか味わえない。』

いつかの旅人がそう言ってくれたことを思い出した。

彼とどんな旅を作っていけるだろうか?たくさんの『ご当地』を発見すべく、明日も進んでいく。

ちなみに、今日のステイ先はエグい。ホテルのエントランスから、裸足で駆け抜けれられる、畳だらけの空間。昨日まで土の上だと思うと雲泥の差だ。ぐっすり寝させてください。

富山駅まで。

歩行距離 40km

総歩行距離 1403km

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