見出し画像

超個人的妄想マッチレポートPart3

2023年 セブン&アイ・ホールディングスJ1リーグ 開幕戦 神戸対浦和

スターティングメンバー

神戸 シレッセン

フェルマーレン、ピケ、ダンクレー

サンペール、ブスケツ

セルジ・ロベルト、アルダ・トゥラン、安井拓也

藤本憲明、ブライスワイト

監督 アンリ

浦和 鈴木彩艶

橋岡大樹、槙野智章、畠中槙之輔、荻原拓也

長澤和樹、ファビーニョ

ディ・マリア、渡井理己、マルコス・ジュニオール

ジエゴ・コスタ

監督 モウリーニョ

チーム紹介

 2020から、去年でリーグ3連覇を記録した絶対王者神戸。アンリ体制2年目の今年はブスケツを補強し、イニエスタSDの影響力を見せつけた。また、トゥランのためのトルコ語の通訳もようやく見つかり、チームとしては万全の体制と言っていい今シーズン。バルサ化をモットーにチームを作ってきた三木谷さんも、今年のチームには満足感を示しており、リーグ4連覇とACL優勝はマストと公言している。
 浦和レッズは、今季からスペシャルワン、モウリーニョが就任。やはりメンデスとの関係は健在で、ファビーニョ、ディ・マリア、ジエゴ・コスタを獲得。2021年から外国人枠撤廃を決めたJリーグへの外国人選手の移籍は、今では当たり前のようになってきている。そして、昨シーズン、J1アシスト王となった渡井が浦和の10番を背負うこととなり、ファンからの期待がかかっている。

前半

 試合開始から、力の差を見せつけたのは神戸だった。9分、トゥランのCKにピケが頭で合わせて先制。12分にはブスケツからのスルーパスをダイレクトでセルジ・ロベルトがクロス、藤本がかかとでお洒落に流し込んで2点目。さすがの浦和サポーターからもため息が漏れる。しかし、大型補強の浦和も黙っていなかった。33分ディ・マリアの個人技から、コスタがエリア内で縦パスを受ける、そのまま反転してシュートを放つとボールはフェルマーレンの手に当たってPKに判定。それをコスタがきっちり決めて1点差につめて、前半が終わる。

後半

 後半から、モウリーニョ監督が動く。マルコス・ジュニオールに代えて仲川を投入。日本代表のウィンガーを起爆剤に、浦和が攻勢を仕掛ける。50分、渡井が中央突破からコスタとワンツーで抜け出しシュートを放つも、シレッセンの好セーブに阻まれる。62分にもファビーニョがミドルを放つものの枠の外。なかなかゴールが遠い浦和はルーキーの塩浜をジエゴ・コスタに代える。そして、その塩浜が魅せた。68分、渡井の浮かせたパスを塩浜が肩でコントロール、タイミングを外して右足を振り抜きプロ初ゴール、そして値千金の同点弾をゲット。静学コンビが絶対王者に牙を剥く。完全に浦和ペースと思われた81分、神戸は安井に代えてペドロ、セルジ・ロベルトに代えてセメドの2枚代えを敢行、アンリ監督が勝負に出る。ここから神戸がサイドから攻撃の糸口を伺うも、浦和は塩浜を抜いた全員で体を張って守って引き分けを狙う。しかし、サッカーの神様はとんでもないドラマを用意していた。92分、セメドがサイドをえぐってクロスをあげるが鈴木が飛び出してキャッチし、塩浜にロングフィード、パワープレーに出ていた神戸のバックラインは手薄で、塩浜がダンクレーを振り抜き、シレッセンの動きをしっかり見てゴール左隅に決める。大学生ルーキー塩浜の劇的ゴールで浦和が勝ち点3をゲット。塩浜としては忘れられないデビュー戦となった。

監督コメント

アンリ

浦和対策は十分にしたつもりだったけど、残念な結果だったね。ホームでファンに勝利を届けたかったけど、また次の試合でベストを尽くすよ。

モウリーニョ

ファンタスティックなゲームだったね。いくつも素晴らしいゲームをしてきたけど、今夜もその1つと言っていい。シオは素晴らしいクオリティだ。彼の右足に惚れこんでいるよ。日本でもまた素晴らしい挑戦ができることを嬉しく思うよ。ありがとう。

試合結果

神戸2ー3浦和

得点経過

9分 ピケ

12分 藤本憲明

34分 ジエゴ・コスタ

68分 塩浜遼

92分 塩浜遼

警告・退場

73分 橋岡大樹 イエロー

85分 ブライスワイト イエロー





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?