WHAT IS LIFE 生命とは何か  ポール・ナース著 竹内薫訳
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WHAT IS LIFE 生命とは何か  ポール・ナース著 竹内薫訳

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難しいことを易しく伝えることができる人が本当に頭のいいひとみたいな話を聞いたことがあるけど、まさに生物学について知的好奇心をくすぐる導入編としておすすめの本です。

情報としての生命

分類作業は重要な出発点だが、我々が本当に求めているのは、パーツがどのように連携してモジュールを形成し、細胞を生き続けさせて、繁殖を可能にしているかを理解することなんだ。

生命とはなにか

①生命の定義に使う最初の原理は自然淘汰を通じて進化する能力。

・進化するために生き物は生殖し、遺伝システムを備え、その遺伝システムが変動する必要がある。この3つの特性を持っているものは、進化できるし、実際に進化する。

②2つ目の原理は、生命体が境界を持つ物理的な存在であること。

③ 3つ目の原理は生き物は科学的、物理的、情報的な機械であると言うこと。自らの代謝を構築し、その代謝を利用して自らを維持し、成長し、再生する機械なのだ。

この3つの原理が合わさって初めて生命は定義される。

ウイルス

ウィルスが繁殖する唯一の方法は、生き物の細胞に感染して、感染した細胞の代謝を乗っ取ることなのだ。

放出されたウィルスは、近くの細胞に感染し、血流に入り、あらゆる場所の細胞を感染させる。これは、ウィルスが自らを永続させるための極めて効率的な戦略だが、宿主の細胞環境と独立して機能することができない手段でもある。言い換えれば他の生命体に完全に依存しているのだ。

人間の脳

自らの存在に我々と全く同じように「気づいて」いる生き物は他に見当たらない。自意識を持った心は世界の変化に合わせて行動する自由裁量のために進化したに違いない。


われわれは皆生存競争生き抜いた偉大な同志だ。細胞分裂と言う途切れのない鎖を遡り、計り知れないほど広大なたった1つの家系の子孫たちなのだ。

おそらく人間はこうした深い絆を理解しその意味に思いを馳せることができる唯一の生命体だ。生命体だ。

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