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私鉄各社のアルファベット略称

国鉄を「Japan National Railway」の略で「JNR」と表記するのはあまりにも有名であり、国鉄特急形電車・気動車のもう一つのシンボルマークとして親しまれていた。
同様なアルファベット略称は私鉄にも存在し、80~90年代まで車体に表記されていた。
本稿では各社のアルファベット略称を取りまとめて各位に教授する。

初めに、戦時中の関東圏には、東急・小田急・京急・京王・相鉄などの各鉄道会社を統合した「大東急」という戦時体制が存在していた。

詳しい解説はWikipediaに一任する。

この名残として、かつて大東急であった鉄道会社の一部にはこのアルファベット略称が使われており、主に以下の略称が存在する。

T.K.K.:東京急行電鉄(Tokyo Kyuko Kabushikikaisya)
O.E.R.:小田急電鉄(Odakyu Electronic Railway)
K.T.R.:京王帝都電鉄(Keio Teito Railway)
K.H.K:京浜急行電鉄(KeiHin Kyuko)

但し、相鉄など当時の大東急の所属会社の全てに略称が存在したわけではない。またこれらの会社の共通点としては、形式名が「モハ」ではなく「デハ」である点である。
後にこの略称の車体表記は社名変更やCI(コーポレーション・アイデンティティ)の導入などにより小田急の一部車両を除き消滅しているが、復刻仕様として復活することも多々ある。

もちろん、この4社のみならず、関東圏の民鉄にはこういったアルファベット略称が多く存在した。

K.D.K:京成電鉄(Keisei Denki Kidō)

旧称京成電気軌道。京成電鉄株式会社への改称は終戦直前。「Keisei Dentetsu Kabushikikaisya」の略とする記事もあるが、恐らく誤り(だが略自体は同じなので略だけ覚えても差し支えはなさそうである)。
ちなみに当方RailSim2用京成3600形プラグインのファイル名は「R_KDK3600」だが、3600形登場時(1982年)の車体表記はとっくに「Keisei」だったりする。

EER:江ノ島電鉄(Enoshima Electric Railway)
EKS:江ノ島鎌倉観光(Enoshima Kamakura Sightseeing)

江ノ島鎌倉観光時代にも「EKS」の略号が存在(タンコロこと108号に表記が残存)している。

CDK:銚子電気鉄道(Chōshi Denkitetsudo Kabushikikaisha ?)

略称の元は主だったソースが存在しないため筆者の推測だが、車体には堂々と表記されている。

TRTA:帝都高速度交通営団(Teito Rapid Transit Authority)

2004年まで東京メトロの前身であった営団地下鉄にも略称は存在した。但し、車体への表記は06系・07系の落成時のごくごく短期間にのみ行われ、それ以外は公式パンフレットなどへの記載に留まっていたようである。

これらのアルファベット略称は関東圏民鉄にのみ存在し、ブランドイメージを特に重要視していたであろう関西私鉄、また同じ関東圏でも東武や西武、相鉄などには存在しない。阪急には一時期「Hankyu」の頭文字を取った「H」マークこそ存在したが、社章の車体表記に留まっていた。

今回この記事で紹介した英語略称、インターネットサービスのハンドルネームやIDなどのネーミングに役立てば幸いである。

【参考文献】
アルファベット3文字で「K.T.R.」「T.K.K.」「OER」これ、なーんだ?:https://news.mynavi.jp/article/trivia-349/ (2020/08/17閲覧)

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フリーの3D鉄道シミュレーター「Railsim」関係の備忘録・雑多な小ネタ書き留めブログ。 その他、艦これ・FGO・コスプレイヤーもやってます。
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