YouTubeの『あなたへのおすすめ』は心の恥部

 カップルチャンネル始める方々の精神性を羨ましいと思うと同時に、そんなやつらをどこか信用出来ないと思ってしまう。
まぁ、別に良いのだ。YouTubeをはじめとする動画投稿サイトは好きなものをアップロードすれば良いのだし、見る方も好きなものを取捨選択することが出来る。公共の福祉に反しない限りなんだって上げて良いし見て良い、公共の福祉とかまるで利口そうな言葉を使ったけれど、意味がよく分からないまま使ってしまっていた。
とにかくわたしはカップルYouTuberの動画を選ばない、それはわたしの権利であるし、わたしの感性だ。見る人の気が知れないとまで言いたいのだが、多様性の尊重とコンプライアンス遵守が肝要な時代だ。そこまで無遠慮にはなかなか言えない。現にわたしほど人として良識が欠如している場合はやぶさかではないけれど。
道でイチャイチャしているカップルを見るだけで癪に触る、男子校に6年通って染み付いた童貞根性のせいであろう。
誕生日を全力で祝ってみた、だとかキスマークが付いていたドッキリとか毛程も興味がない。
それを楽しんでいる人が確かに存在しているはずなので、何か批判しようとかそんな腹積りではない。


 どこか気の迷いがあったのだろうか、なんと無しにカップルYouTuberを何組か見てみたのだ。再生数やチャンネル登録者を見るにおそらくそれなりに人気のある方々だ。結果としてはまぁ実に気の迷いであったという感想に落ち着いた。どういう楽しみ方をすれば良いのかあんまり分からなかった。
見てみたら意外と面白かったと書いた方が文章としてのまとまりがあるし、何より見え方も良いのだがこんなことでウソをつくのも馬鹿らしい。カップルYouTuberはわたしには肌に合わなかったようだ。


 YouTubeの恐ろしいところは二度三度みたら、こいつは興味があるとAIに勝手に判断されるところだ。
わたしのYouTubeの『あなたへのおすすめ』にはカップルチャンネルオンパレード。
上からカップルチャンネル、ひろゆきの切り抜き、カップルチャンネル。
他人には見せられないあなたへのおすすめがカスタマイズされている。
あなたのおすすめなんて基本他人に見せることのない心の恥部であるように思うのだが、にしてもよくこんな出来になったものだ。
ちなみにショート動画のおすすめにはセクシーな女性のダンスしかない。
今から夜通しTEDを見ることでバランスを取ることとする。

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