#174 紅白はなぜめでたい色なのか
『紙について楽しく学ぶラジオ/Rethink Paper Project』
このラジオは、「紙の歴史やニュースなどを楽しく学んで、これからの紙の価値を考えていこう」という番組です。
この番組は、清水紙工(株)の清水聡がお送りします。
よろしくお願いします。
めでたい色、紅白
今回は、紙とは全く関係ない話題です。完全に雑談です。
先日、仕事の打合せをしていた時に、「紅白ってなんでめでたいんだっけ?」という質問を投げられたんですけど、これが、全くわからずに話題が流れたんですね。
確かに、当たり前のように紅白のモノを見ると、「めでたい」という感情になりますが、意外とその理由は見落としていたなぁ、ということで、今回は「紅白はなぜめでたい色なのか」というテーマでやっていきたいと思います。
まず、紅白でめでたいものと言えば、「紅白饅頭」「紅白幕」「ご祝儀袋」・・・など、例を挙げればキリがないですよね。
まぁ、おめでたい席には大抵紅白のモノがある、そんな感じでしょうか。
紅白のルーツ
まず、紅白のルーツとされている出来事、それが、源氏と平家の争い「源平合戦」なんです。
源平合戦は、NHKの大河ドラマでも何度もピックアップされていますよね。
この源平合戦では、両者を区別するために、源氏が白、平家が赤の旗を用いた、とされています。
今でも、「紅白歌合戦」や「運動会」などで、紅白が使われるのは、源平合戦がルーツなんですね。
紅白はなぜめでたい色なのか
そして本題の「紅白はなぜめでたい色なのか」ですよね。
これには、諸説あるようです。
今回は、諸説ある中の3つをご紹介していきたいと思います。
まず1つ目は、「人の一生説」
赤色を「赤ちゃん」、白色を「死装束(しにしょうぞく)」と捉える、つまり、ゆりかごから墓場までということで、人の一生を表しているよね。
これこそが、紅白がめでたい理由の起源、という説です。
2つ目は、「花嫁衣装説」
花嫁衣裳と言えば、白無垢ですよね。
これは、室町時代から着られるようになったみたいですが、江戸時代になると、白無垢の裏地を赤くした「赤ふきの白無垢」が登場します。
これこそが、紅白がめでたい理由の起源、という説です。
3つ目は、「赤飯説」
今でもそうですが、昔から日本では、おめでたいことがあると赤飯を炊いて、餅をつくという風習がありました。
そう、赤飯の赤と餅の白。
これこそが、紅白がめでたい理由の起源、という説です。
調べると、本当に色んな仮説が出てきました。
皆さんも、こんな説もあるよ、というものがあったら教えてください。
紅白の企業ロゴが多い?!
それから、身の回りの紅白なものを探してみたんですが、意外と紅白の企業ロゴが多いことを発見しました。
全部日本が世界に誇る企業です。
それから、
もそうです。
世界の企業でも、紅白が多いですね。
企業ロゴは余談でしたが、今回は「紅白はなぜめでたい色なのか」というテーマでお送りしました。
それでは、本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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