日本に蔓延るガンバリズム
みなさんこんにちは、RYOTAです。
今日のお話は日本に蔓延びっているガンバリズムのお話です。
中学校、高校なんかで部活をやっていた方なんかは思い当たる節があるかもしれませんが
・長時間練習すればするほど上手くなる。
・試合に負けたのは練習不足だ。
・頑張れば勝てたのに…
なんてこと言われることは多々あります。
僕はこんなことを言う先生が大嫌いでした。
子供の私にもどんなに努力してもイチローにもタイガー・ウッズにもなれないことは薄々わかっていたのです。
だけど先生は練習不足だ!やる気が足りない!なんて言葉を投げかけて来ます。
同じ人間といえども個体差があるのですから運動が得意な人、勉強が得意な人、コンビニバイトが得意な人色々いるのです。
これをわかっていながらも否定出来ないのが今の日本社会の問題点だと思っています。
社会に出ても同じです。
・残業するやつが偉い(幸いにも変わりつつありますが...)
・休日返上で会社に関わるのが偉い。
・先輩より先に上がるのが気が引ける...
なんてよくある話ですね。
先生や会社がこういったことを言うのには理由があります。
頑張れば自ずと成果がでるという、楽観的な観点で考えている点。
さらには、努力という漠然とした目標を置くことで本人も何故か満足感を覚えてしまいがちなのです。そしてこれが有効だと信じているからです。
会社において本当に必要なのは短時間、短期間で一定の成果を上げることのできる人材であって、だらだらと長時間を掛けて成果を上げる人材ではないのです。
もちろん、努力は不必要なんて話をしているのでは有りません。必要な知識、技能を身につける具体的な時間はしっかりと掛けるべきです。
しかし、そういった知識や技能を使って戦う場では時間をかける必要は有りません。
一つ面白い例を出しましょう。
ある独立系の商社の社員さんの会社は規模もそれほど大きくありませんでした。
しかし、規模に見合わない契約数、集客力を持っていました。もちろん給料もトップクラス。
ある席でその方に思い切って私は聞きました。
私「あんだけの顧客抱えてたら相当忙しいでしょ?」
社員「いやぁね。正直一人じゃ無理よ。過労死しちゃう(笑)」
私「じゃあそこにはどういうトリックが?(ニヤニヤ)」
社員「簡単だよ。要は結果を出せば良いんだ。そのためにはどんな裏技もセコい技も使うのさ。」
社員「機密性の高くない資料作りとかデータ取りなんかは全部外注しちゃってるのさ。もちろん、社長には許可取ってるよ。法的にもダメなのはしてない。」
私「で、顧客にはこれが私の資料ですってわけか?」
社員「そうそう笑 言う必要なんて一切ないし笑 そりゃ当然、僕一人で同時に担当できる顧客も増えるわけよ」
私「いい会社に務めましたね。ハハハ」
こんなお話を聞かせてもらいました。
これは組織のトップからボトムまで同じ考えでいて初めて実践できる技ですが、ここまで大規模にやらなくても良いのです。
一個一個手作業で打ち込んでる上司を横目に関数をつかって一括処理する。
これくらいなら出来るでしょう。
そして、それにいちいちイチャモンをつけてくるような社長や上司がいるならば、その会社もそれまでです。
100%生き残れません。とっとと転職したほうが身のためです。
ガンバリズム、根性論こういった古い価値観は日本では依然として根強く残っています。早く払拭されるべきだと思いますし、払拭されることで解決する問題も多くあるでしょう。
若者の価値観はこうした「反ガンバリズム」的な傾向が強いと私は見ています。非常に効率主義的、合理主義的なのです。
若い人材は社会の変化によく対応していると思います。
そしてそうした若い世代が今後の社会の中心となっていくのですから、社会も変わらなければならないのです。
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