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30 年後に僕は後悔する

30年後に僕は後悔する、現状維持をつづけるのであれば。

30 年後の日本

周知の通り、日本は大きな課題を 2 つ抱えています。

・人口減少、少子高齢化
・膨大な借金

危機の時代 伝説の投資家が語る経済とマネーの未来(著 : ジム・ロジャーズ)では、労働人口の減少と膨らむ借金は都市をスラム化させ、現在のような安全・安心の世の中は消えてなくなる可能性があると書かれています。

人口は今の出生率と平均寿命を見れば、だいたい予測でき、この予想が大きく覆る可能性は低いと言えるでしょう。外国人の受け入れの強化は進むことは間違いないですが、それだけでは十分な人口を補うことは困難であることも予測できます。

30 年後に僕は何を思うのか

もし前述のような、現在の平和が失われ、絶望が取り巻く世の中に日本がなっていれば、僕はきっとこう思います。(30 年後、僕は約 60 歳、姪は 32 歳です。)

なぜ、僕はこの課題を知りながら、その解決に全力で取り組まなかったのか。
なぜ、子供たちが生きる世界に希望や平和を与えることができなかったのか。

もしくは、政府がちゃんとしなかった、先代たちが作った仕組みに問題があったのだと他人のせいにするかもしれません。

しかし、今の僕は人生を他人のせいにするのは愚者のすることだと思います。どのような状況であっても、何かできることがあるはずです。その結果が望ましい結果にならなかったとしても、後悔を少しは減らすことができると思います。

今何もしなければ、僕は圧倒的な後悔か、愚者になるかの 2 つの末路しかないと思います。
その後悔は自分の命の価値に疑問を感じるほどになるでしょう。

だから今、できることを全力で取り組まなければならないと思います。それも僕一人ではなく、国を巻き込むような形で。

未来のために何ができるのか

運命は一歩目を踏み出すかによって決まる

僕はこの世の中には何か言葉では説明できない不思議な力が働いていると思っています。この力についてはアルケミスト 夢を旅した少年(著 : パウロ・コエーリョ)に影響を大きく受けました。

この本の中では、一歩目を踏み出すと、不思議な力が働き、一歩目はうまくいくようになっていると書いてあります。よく耳にする Begginer's Luck と呼ばれるものです。そして、前進を続ける限り、その不思議な力は僕たちが望む場所に僕たちを運んでくれると言うようなことが書いてあります。僕はこれを運命だと思います。

運命は僕をいろいろなところに運んでくれました。フィリピン、オーストラリア、ベトナム、東京、様々な場所で様々な人達と出会いました。その都度僕は後悔が無いように、不安な気持ちが感じながらも、一歩目を常に出すことを意識して生きてきました。

そして、今僕はこれまで想像も難しかったような役割を任せてもらえることになりました。この機会は単なる偶然ではなく、この力によって運ばれた運命の一つだと解釈します。何らかの理由があり、僕は今の場所にいるのだと。

僕は前進を続ければ、たどり着けない場所はないと思っています。だから僕はこれからも前進を続けたいと思います。

人の力の本質

人間が他の動物たちと異なる部分は、考える脳を持っている、言葉によるコミュニケーションが取れることの 2 点にあると思います。
人間が進化した最も大きな要因は言葉により、知識や経験を伝承することができ、個体が死に絶えた場合にもその情報が受け継がれるという特徴がある点だと思います。

また、考える脳と言葉の組み合わせにより、人類は協力することで、一人では成すことができない様々なことを成し遂げてきました。
現在はインターネットの発展により、情報は世界を超えて共有できる時代となり、情報の伝承と協力を世界中全てととれるようになりました。

考える脳はシミュレーターと呼ぶことができます。アイスクリーム屋さんに納豆味が無いように、僕たちは実際に体感することなく、あたかも体感したように考え、感じることが可能です。

冒頭で書いた未来を僕らはシミュレートすることができます。
このままいけば人口が減り、経済が回らず、諦めた人々は日本からの離脱を考え、人口減少&高齢者増加&借金返済&年金問題のコンボで起こる税金の引き上げ、税金の引き上げにより貧困化、貧困化による暴動、都市の荒廃。

もちろん様々な人が動き、努力し、この問題を解決しようとしているため、そこまで悲惨にならない可能性はありますが、現状を考えると行き過ぎた考えではないように感じます。

僕が思う取るべきアクション

僕たちがしなければいけないことはざっくりいうと、国の未来を変えること。そのために必要なことは何でしょうか。

・一歩を踏み出す同志を集める
・課題を解決する

同志を集める理由は簡単です。国という大きな運命を変えるためには、たくさんの人の運命を変える一歩が必要だからです。
本気で未来の課題を自分ごととしてとらえ、そのために行動したいと思う仲間が必要です。

課題とは、冒頭で述べたとおり、人口問題と借金問題です。人口問題への解決策は簡単に次の 2 つが考えられます。

・外国人労働者の受け入れ
・生産性の向上

外国人労働者の受け入れは、去年より単純労働者に対する Visa の制度が変わり、徐々に門戸は開かれようとしています。しかし、それだけではおそらく課題を解決するということには至らないかと思います。

生産性の向上は、業務の自動化、ロボットの導入、AI の活用などのテクノロジーを駆使した社会を指すと思います。
おそらく課題を解決するためにはどちらともはもちろん、さらなる工夫が必要だと思います。

これからご年配の方々が増えていきます。僕もそのうちご年配と呼ばれる日が来ます。おそらく年を取るとある程度の地位に付く人が増えてくると思います。
その時、ご年配のある程度の地位の方がパソコンの使い方がわからない、テクノロジーで何ができるのかわからない、AI をどのように活用できるのかわからないであれば、その会社の成長は難しいでしょう。
また、英語が話せないから外国人の部下は持ちたくない、アウトソーシングはお願いしたくないといっていてもその会社の成長が鈍化することは容易に想像することができます。

私はできない、わからないという人が好きではありません。
なぜならその言葉の裏には学ぶ気がない、自分には関係ないという意思表明があるからです。
これからご年配の人口が増えていく中で、年を取れば何も学ばなくていい、若者には自分たちが知っていることを教えておけば世の中なんとかなると思っているのは大間違いだと思います。

人口が多くなる層でありかつ、重要な地位についている人たちこそ、新たな学びを積極的に行っていかなければならないのではないでしょうか。

ここで年長者が最も学ぶべきだ、ということを主張したいのではありません。
年長者には年長者の貴重な経験があります。その経験はその人が年月をかけたトライアンドエラーの結果によってできています。一度トライアンドエラーを行えば、その成功は真似し、失敗はもうしないということが可能になります。

若者は知識をつけることも大事ですが、こういった経験を年長者から学ぶということも大変重要です。この情報のサイクル、常識のアップデートを国として、もしくは世界として継続的に行うことが可能になれば、我々が課題とする点の解決のための一手となるのではないかと僕は考えます。

だからこそ、僕は教育が一つの鍵になると思っています。

資本主義の中での維新

課題は様々な部分にありますが、この資本主義の時代の中で、多くの問題を打破できるのは資本力です。お金です。日本の国力とは日本の資本力とほとんど同義に考えられることができます。

生き残るためには資本を生み続ける事が必要不可欠です。資本力があれば、借金の問題を解決できます。資本力があれば人々は豊かに暮らすことができます。人々が豊かに暮らす国には世界中から人が集まります。お金を稼ぐ力はこの時代では最も重要な力の一つとよぶことができます。

日本には底力があると僕は信じています。明治維新、高度経済成長など様々な大躍進を遂げたこの国は未来を明るいものに変える力があると思います。また、このように信じるのは歴史のみならず、この国が築き上げてきた国民性にあります。思いやりの心、勤勉で高い向上心、そして団結する心。日本はこういった成長に必要不可欠かつ、人間の基礎となる部分がしっかりしています。僕はこの国はもう一度世界のトップに立ち、誰もが希望を持つことができる未来を作り、持続することを可能にする力があると信じています。

国が、企業が、と言いますが、国も企業も人の集まりの単なる呼び名です。
個々人の思いが変わらなければ何も変わらないと僕は思います。そして、一人でそれを追い求めることにも限界があると思います。

だからこそ、同志を集める必要があると思います。

テクノロジーを駆使し、生産性を上げることができる、世界を巻き込み日本を成長させていく/させていきたい同志が一人でも多く必要だと思います。

既存の事業をアップデートし続ける、新しい事業を作ることができる仲間です。

そこで僕は強力なコミュニティの存在が必要だと考えます。
そして、そのコミュニティは学びによる繋がりによって形成されるものであると素晴らしいのではと考えます。

社会人同士のつながりは基本的に同じ趣味・嗜好を持つ、かつ同じ団体に所属する事によって形成されます。
同じ企業で働いている、同じ趣味を持っているなどが想像しやすいと思います。年齢を超えて、繋がる趣味の代表としてはゴルフが挙げられます。ゴルフは体力は重要でなく、かつ複数人で行うスポーツです。学びも同じ性質を持つのではないかと僕は考えます。ただ学びは面白くない。というイメージがどうしても強いです。
それを複数人で行う楽しみを持たせることができればそういった、人が集まる、団結し合うことのできるコミュニティになるのではないかと考えます。

学びを起点に、共に成長し、共にアイデアを共有し、共に戦い、共に楽しむ、そんな理想的な場所が作れれば、この国の団結はより強固になり、困難も打ち破ることができるのではないでしょうか。

テクノロジーの可能性

僕は元々エンジニアではありませんでした。テクノロジーを知らない時も世界を良くするアイデアを常に考えていました。しかし、それはいつもただの夢物語で終わってしまうことが多かったです。今何ができて、それがどれくらい難しくて、具現化させるためには何が必要かを描くことができませんでした。

まだまだ未熟ではありますが、テクノロジーを学ぶことによって、何ができて、どのような課題に応用できそうで、具体化に何が必要なのかを自分の頭で考えられるようになりました。僕は全国民がエンジニアになる必要はあるとは思いません。しかし、多くの人はこのようにテクノロジーについてのある程度の理解を持つことは必要不可欠だと思います。

テクノロジーは少し前まで素人にはかなりハードルの高いものでした。しかし、時代は代わりテクノロジーの多くは素人でも理解できる、使えるものへと変貌を遂げてきました。一歩を踏み出す勇気さえあれば誰でも学ぶことができるはずです。

テクノロジーという武器を知らず(作れなくても良い)、これからの社会を引っ張っていくことにはある程度の限界があるのではないでしょうか。年齢問わず、テクノロジーを理解している人が増えることも、より良い未来を作る一つの重要な一手だと考えます。

最後に

30 年後の未来で胸を張って後悔なくここまで生きた。と今のままで思えるでしょうか。
未来のことを今のこととして捉えるのは難しいです。しかし、今動かなければ何も変わりません。

未来は僕たちをすぐに苦しい目に合わせることはありません。未来は今の僕たちの行動に対応し、ゆっくりと確実に迫りくるものです。絶望に飲み込まれても、僕たちは気づくこともできないでしょう。しかし、一度過去(今)を振り返ったとき、何も行動していなければ確実に僕たちに絶望感を与えるでしょう。

僕のこれまでの考えはまだまだ着想段階です。今のこの危機感、気持ちを常に維持し、努力し毎日を生きていきたいと思います。
未来のために一緒にもがく仲間と働きたい、戦いたいと思っています。未来の自分が自分を誇れるように。未来の人々がより明るい未来を築けるように。

この記事は僕自身の一つの意思表明で、踏み出した一歩目です。


※ここにある意見はあくまで私個人の意見です。まだまだ勉強不足な部分はあると認識していますので、ご意見のある方はコメントを残して頂けますと幸いです。

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