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子どものちからを信じるとは

【2018.10.26】

朝、外にでたら空氣がすこしつめたくなって、

きもちがしゃんとするここちよさ。

ひびた4才と6ヶ月。



保育園にいく準備はできていて、ひびたにしては大きめのリュックとお茶の入った水筒を背負い、手には車のなかであそぶ用のおもちゃ2つ持ったまま、「さきにくるまにのっとくよ〜」と外にでた。

とうちゃんが家の中から「外でたらゴミおいてあるけん、とうちゃんのトラックにのせといてー」ってひびたの背中に向かって声かけた。

じぶんの荷物だけで手いっぱいのひびたなのに、また言うてるな(笑)て、わたしは思ったけど、ひびたはかろやかに「わかった〜」とこたえた。

とうちゃんから頼まれた力仕事、ぜんぜんできますとも!という感じの返事だった。

えー!どうやって持っていくんだろう?って、わたしはうしろからこっそり見ていた。

背中にはリュックと首にぶら下げた水筒。それだけでも小さなからだにはとても重そうなのに、ひびたのからだくらいある、大きなゴミの入ったゴミ袋!

片手でもちあげてみても、床からは離れない。それでもひこずるのは違うと思ってるのか、おもちゃを持ったままの手で、両手でなんとかもちあげた。

からだの方がゴミ袋に引っ張られながら、ヨロヨロなんとか、とうちゃんの軽トラにたどりついた。

軽トラの荷台はひびたの頭よりも高くて、持ち上げるのはなかなか難しい。

さいしょからあきらめて、下に放置するのかと思いきや、じっと頭より高い軽トラの荷台をながめてる。

考えてるんだ。



小さな両手でとりあえず、上がるとこまで持ちあげようとしてみたけど、おもちゃを持ったままなので、ゴミ袋はすぐ手からすりぬけて下におちてしまう。



ようやく、手に持っていたおもちゃを荷台に放り込んで、もういちど!

なんども持ちあげてみるけど、やっぱり腕の力がゴミ袋に負けてしまう。



今度はタイヤに足を引っ掛けて、荷台に顔が出るとこまで自分を登らせてから、足元のゴミ袋を引き上げようと試みる。

でもゴミ袋に手が届かず、失敗。

さいごにたどりついたのが、登るときにゴミ袋もいっしょに引き上げる作戦。

でも片手は軽トラにとられているため、ゴミ袋がやっぱり片手ではもちあげられない。でも、なんども挑戦してみる。



そのうちに、とうちゃんの声がした。

「できたでー?」

そしたらひびたが「とうちゃん、おもたいわ。とうちゃんやって」と、白旗をあげた。

ゴミ袋から手を離し、ヒラリと軽トラの荷台に登って、おもちゃを取り、ゴミ袋から解放されたひびた。



わたしは、とうちゃん今でてくるなよ〜もうちょい見守ってよ!と思ったけど、すぐにまた、これでよかったんだな、とも思った。

これが日常だ。



わたしはこんなにも小さなひびたが、ひとりで考えてあれこれやってみたりする姿に朝からこころがふるえた。

できないからといって泣くでもなく、できるまでやり続けようとするのでもなく(きもちを切り替えてとうちゃんにもまかせられる)ようになったこと。すごいなって思う。

すこし前のひびたなら、雑にゴミ袋を引きずって袋が破けてゴミをまき散らし、それでも泣いてひびたがやる〜〜!!と、はじめからやり直しさせられたりして、めちゃくちゃ時間と手間がかかり、しまいに天狗さんか鬼さんくるよーとおどしをかけたりしたものだった。

そういえばさいきん、わが家には天狗も鬼も来なくなったな。

どうやったらゴミ袋を乗せられるか?といろいろ考えてやってみているひびたの姿を、とてもかっこいいと思った。

子どもはこんな、誰もみてないところで思考したり、たくらみを持ったりするなかで、生きるための力をつけているんだなと思う。

あのめんどくさかった時代も、ここに至るまでの必要な積み重ねだったはず。

それはこれからも。



おとなが方法を教えたり、指示して従わせたりして身につけるかしこさとは違う。

大切にしてあげたい子どもの時間。



なんだかすっかり家族の中で「手のかかる小さい人」という位置づけではなくなっていて、頼りにもなる家族の一員になっているひびた。

4歳半て、小さいのにこんなに大きいんだなあっておもった。





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お寺の境内のすみっこにある、小さな小さな喫茶店「ろうそく夜」店主。4人の子どもをもつ母ちゃんもやっている。 しごとも暮らしも子育てもムリなくたのしむ、自分をいきいき生きるためのワークやおはなし会も主催する。

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こちらは4人の子どもたちの子育てから学んだこと、氣づきや思いを書きたいと思います。過去のブログより、忘れずにおきたいことなども掘り起こしてきます。

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