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子どもは、子どもの中で育つ

先日、保育園で同じクラスのお母さんの1人に声をかけてもらい、休日の午前中、近所の海浜公園で4家族で一緒に遊ぶことになりました。

梅雨が明けていないため、天気は雨予報。
でも子どもたちはこの日をとても楽しみにしていたので、雨がぱらつく中「いちおう行くだけ行ってみよう」ということになり
とりあえず集合したのです。
ひびたが前の日に作ったてるてる坊主の効果もあってか、午前中だけなんとか曇り空で持ってくれました。
子どもたちはしばらく遊具で遊んでいましたが、海に足をつけよう!ってことになり、みんなで隣の海まで。
曇り空の中、風も少し冷たい日で、着替えも持っていなかった(雨が降ったらすぐ帰るつもりだったので)し、まさかあそこまで濡らす、とは思っていませんでした。
子どもたちは、服のままたっぷり海と戯れていました。
いや、このことを先に想像しなかったわけではありません。

うちの上の子(今17歳)が5歳くらいの時も、2月の極寒のこの海で、着替えも持たずに来たところ、同じように波と戯れてずぶ濡れになり、
冬に入るとは思わんかったわ!と言ったことを思い出しました。
でも下のひびたは違ったのです。
これまで川やプールに連れて行っても、全く入らないという記録を更新し続けていて、服はおろか靴が濡れるのですら嫌がり、園でプールに入っていることが未だに不思議でしょうがないのです。

ほんの2週間ほど前、同じ近所の海で父と母(わたし)と3人で来た時も、靴が濡れたと泣き、親は途方にくれたのでした。
海はこわい、川もこわい。夏になるとそう言いました。

それからのこの日。
ひびたは新しく買った濡れてもいい靴(ただのビーサン)を誇らしげに履いて、みんなで海に行こう!と言いました。
サンダルの力を借りて、みんなで海に足をつけたかったのだなと思いました。
中には、海で遊ぶのは初めての子もいました。
曇り空やし、まあまあ涼しいし、着替えもないし、親たちはみんな「足をつけるだけだろな」と思っていました。。。

すると「キャア〜〜!!!!」とみんなで雄叫びをあげながら、波に立ち向かって走って行ったかと思うと
波を蹴り、水を掛け合い、転げまわり、あっという間に全身びしょ濡れ。もちろん水着も持っていません。
それでも誰ひとり濡れたことなど気にしておらず、大声で笑いあい、キラキラの瞳で大きな海を見つめています。
やがて流木の中から棒をみつけ、穴を掘り、波がきて壊れてもまた掘る。
なんというか、全身全霊で心を解放し、遊びこんでいました。
それは、家族だけでは見ることのない、我が子の姿でした。
子どもが遊ぶとはこういうことだ、と見せつけられた瞬間でした。
ちょっとした遊具や、家の中で遊ぶ姿はむしろ遊びでない、とすら思ってしまったほどに。
本来人間は、こうやって育ってきたんだと。
子どもは自然の中で、子どもの中で育つのです。

わたしは、家庭の中だけではやはり子どもは健やかに育たないのかもしれないな、と思いました。
靴が濡れたからといって泣くなんて、子どもが育つ環境としては異常だと言えるかもしれません(半笑)。
人が育つ条件には、時間と空間と仲間という「3つの間」が必要と言いますが、この日の子どもたちを見ていると
保育園の時間はまさにそんな環境が用意されているんだなあとあらためて感じることができました。


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あたいも大すきです❣️
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お寺の境内のすみっこにある、小さな小さな喫茶店「ろうそく夜」店主。4人の子どもをもつ母ちゃんもやっている。 しごとも暮らしも子育てもムリなくたのしむ、自分をいきいき生きるためのワークやおはなし会も主催する。

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こちらは4人の子どもたちの子育てから学んだこと、氣づきや思いを書きたいと思います。過去のブログより、忘れずにおきたいことなども掘り起こしてきます。

コメント (1)
私も3人の子供達を0歳から保育園に通わせたこと満足してます☺️
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