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カフェを休業にしてからのこと。


先日、とある人から言われた言葉で「ろうそく夜は今もやっている感じがする」んだそう。いや閉めてまっせ。でもその人の見る世界の中では、ろうそく夜は今もあいているようなのです。

実際ほとんど毎日、今も店に行っては、おやつを作ったり片付けをしている私ですが、あいてると思って誰か来る、なんてことはほぼなく、みんなちゃんと家にいるんだな。SNSとかで確認して休業してるって認識してくれてんだな、と寂しくもあり安心もしているわたしです。

でも、あいている感じがするって、とても素敵な見方だなと思ったのです。それってろうそく夜にエネルギーが滞らず巡っていると感じてくれてるってことなんではないかな。言われてとても嬉しかった。


* * *


ろうそく夜の休業宣言から1週間ほどが経ちました。
今週の日曜日(昨日)に毎日酵母パンattaさんの店頭で、おやつを販売させてもらえることになり、しばらく作ってなかった焼菓子をたくさん焼いて
おやつボックスなるものを製作し、予約販売させていただきました。
「おやつボックス」ってなんて楽しい響きなんだろう!と思います。

自分の中では休業したといっても、仕事がなくなった、やることがなくなったという思いはあまりなくて、
「だったらじゃあ何やろう?」っていうアンテナがぴょんっと立っている感じです。
自分のタイミングで、まずはとにかく自分が食べたいと思うお菓子を作りました。

いくつ販売するか?とか、いくらで販売するか?なんて全く考えずに
好きなように作る作業は、中学生女子が友チョコをノープランで大量に製作するのと似た感じで、ただただ楽しいだけ。
ラッピングの箱はどれに?紙は?紐は?
ただただ楽しいだけ。
日曜日のお渡し日に向けて、まるで文化祭の準備をすすめるみたいな充足感があった。自分で決めたやりたいことにバチっと意識や自分を一致させて、やっていくことに恍惚とした喜びさえ感じていた。家族のことなどほぼほったらかしで、氣にもならなかった(良くも悪くも)。

この日曜日が終わったら、来週からは何をするかはまだ未定ってことに対しての不安が、無いといえば嘘になるけど、楽観的な部分の方が割合大きく、自分への信頼があった。

それはまあさておき、
おやつボックスはお店に来てくれたことのある方や
遠くてなかなかろうそく夜に行けなかったという方
いつも来てくれる常連さんなど、たまたまインスタを見てくださった方々がご注文下さいまして、早々に完売したのでした。

そのことは、楽しく作ってハイ終わり、ではなく、
「わたしそれほしい!」って手を挙げてくれる人がいてくれるところまでで完結なんだってことを、あらためて理解しました。
わたしが自分のために夢中でしたことが
誰かの喜びとなる。

店をしている時は、わかっているつもりでも
やっぱり「仕事」だと思っていた。
日常に慣れすぎていたんだろうなー。

こんなにもコロナコロナな世の中ではあるけど
本来の自分のあり方にここまで押し戻されるとは!
そしてこれまでも、とくにわたしなど、充分にすきなようにやりたいように
やっているではないか、と自他ともにそう思ってきたにもかかわらず
わたしもまだまだだったか!と言わざるをえないくらい
このたび店を閉めてみて、あらためて氣づかされてしまった。

でも今年になってコロナがくる前から、店を開けていても、閉めなかったとしても、今の自分の状態を実は望んでいたのだと思う。

もはやコロナに背中を押されたと、言わざるをえません。

何回も言うけど、不安が無いわけではない。未来にフォーカスしたらいくらでも心配ごとはあるし、コロナ前でも先のわからない未来なんて、いくらでも不安になろうと思えばなれた。

でも、今のわたしは「また不安を感じているな」とか「もやもやが溜まってきて毒吐いたな」とか、はたまた「とってもすこやかで、きもちがとてもクリアになっているな」などと、今の自分の状態を観察するというか、じっと見ることができるようになっている。焦って気持ち切り替えなきゃ!とか何とかしないと!と慌てたりその感情に支配されたりせずに、その感情が通り過ぎるのをただ観察し、否定もせず、受け入れるということをしていると、スーッと自分の意思でないところで、変化する。

自分は、そこで揺れずにいるためにも、心や身体を整えておくことが大事なんだなと(てか、それしかする事ない)よくわかった。それは前回の記事に書いたように、自分ではどうしようもない感情は、湧き出るに任せて充分やりきったら次にいくってことを、たっぷり学んだからだ。

湧き出る不安はそのままに、今のわたしの「やりたい」きもちに身を委ねているだけで、すべてはちょうどいいタイミングで行きたいところにたどり着けると言うことではないか。

不安から動くと未来はそのように不安どおりになるし、わくわく✨から動くとそのように思い描いた世界になるとkaiさんが言っていたが、ほんとうにほんとうにそうだなあと思う。

今は、もう前の自分にもどるとか、前の生活にもどるという感覚はあまりなく、今の世界剥き出しで、健やかな自分の状態を、味わっているところです。

あの恍惚とした時間を味わいたくて、これまで生きてきたのだもの!

ある世界の見え方では、不謹慎の極みのような発言をしているかもしれないけど、別の世界からみると、生きることを身をもって学ぶ時間なのではと思ったりもするのです。

Stay inside✨✨✨




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お寺の境内のすみっこにある、小さな小さな喫茶店「ろうそく夜」店主。4人の子どもをもつ母ちゃんもやっている。 しごとも暮らしも子育てもムリなくたのしむ、自分をいきいき生きるためのワークやおはなし会も主催する。

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遠くに住む友だちに手紙を書くように、日々のかけらを拾い集めてこちらに記しています。

コメント (2)
私も元木さんと近い感覚です🙌。
ありがとうございます✊みんながそうとはとうてい思わないけど、少なからず共感してくれる方がいるはず!と思っていましたので嬉しいです!
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