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愛のギロチン(小説)

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短編小説『愛のギロチン』です。以前書いた同名の作品を大幅に加筆・修正したものになります。
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記事一覧

【小説】 愛のギロチン 21

マガジンTOPへ 21「な〜にをのんびり話し込んでやがるんだよ!」 まったくこの人は、いちい…

rou kodama
1年前

【小説】 愛のギロチン 20

マガジンTOPへ 20「えっ、そうなんですか」 思わず驚きの声が漏れ、昭一の視線を追うよう…

rou kodama
1年前

【小説】 愛のギロチン 19

マガジンTOPへ 19 「事業としては、どんなことを?」 大貫がどこかへ行ってしまった後、俺…

rou kodama
1年前

【小説】 愛のギロチン 18

マガジンTOPへ 18 数日後、俺は大貫の職場だという「多賀岡工業」にやってきた。予想通りと…

rou kodama
1年前

【小説】 愛のギロチン 17

マガジンTOPへ 17 ギロチンと聞いて思い浮かぶのは当然、あれだ。フランス革命とかそういう…

rou kodama
1年前

【小説】 愛のギロチン 16

マガジンTOPへ 16 大貫がニヤリと笑い、そして、瓶ビールを俺に向かって傾けてきた。 「そ…

rou kodama
1年前

【小説】 愛のギロチン 15

マガジンTOPへ 15 「……っ」 それは向かいに座る大貫が、空になったグラスをちゃぶ台に叩きつけた音だった。その勢いで、さっき店員が運んできた小鉢が飛び上がり、着地に失敗して転がっていた。ガチャン、の正体はこれだ。その縁から、小松菜のぬたらしきものがこぼれて茶色のスジを作っている。 「お前……」 こちらを睨みつける大貫は、明らかに気分を害していた。理由がわからず黙る俺に、大貫はドスの利いた声で言った。 「お前、採用を何だと思ってやがる」 「……え?」 「俺

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【小説】 愛のギロチン 14

マガジンTOPへ 14「なんでそんなこと言わなきゃなんねんだよ」 それまでメニューから目を…

rou kodama
1年前

【小説】 愛のギロチン 13

マガジンTOPへ 13 店員が持ってきた瓶ビールを大貫のグラスに傾ける。 「本当に大丈夫なん…

rou kodama
1年前

【小説】 愛のギロチン 12

マガジンTOPへ 12後輩に言われた言葉が頭から離れない。 ーー求人広告の仕事なんて、単な…

rou kodama
1年前

【小説】 愛のギロチン 11

マガジンTOPへ 11「まあ、確かに求人系ってもう微妙ですもんねえ。辞めて正解ですよ、先輩…

rou kodama
1年前

【小説】 愛のギロチン 10

マガジンTOPへ 10週の明けた月曜、俺は久々に会社に行った。 有給消化中ではあるのだが、…

rou kodama
1年前

【小説】 愛のギロチン 9

マガジンTOPへ 9 「肝臓って…」  繰り返す俺に、やっと大貫は視線を戻した。 「ずっと…

rou kodama
1年前

【小説】 愛のギロチン 8

マガジンTOPへ 8俺は何をやっているのだろうか。大貫がいま中にいる診察室の扉を見ながら考える。 二日酔いで頭がうまく回らない。いや、気分が悪いぶん余計に、俺の脳内スクリーンにはドロドロした黒い感情が映し出される。本木との会合が自分の期待通りに進まなかったことが、思った以上に自分を痛めつけていた。 期待? 俺は本木にそこまで期待していたのだろうか。自分の会社を立ててブイブイ言わせている本木に、本気で誘ってもらえるとでも思っていたのだろうか。そもそもヤツの会社が具体的

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