コラム-13

SHOWROOMが攻めの姿勢、動画配信時代を考える

「努力がフェアに報われる世界を創る」このミッションに関しては大いに賛同。努力が必ず報われるのではなく、努力は正しい方向に行われなければ意味がないというのが個人的な思い。しかし、正しい方向に行われたとしても結果が伴うわけでも報われるわけでもないのが現実である。この努力が正しい方向であるのか否かの判断基準は結果でしかない。運も含めて結果が出るかでしか努力の正当性を判断する指標がない。この「努力がフェアに報われる世界を創る」というフェアというのが今後ポイントになるが、じゃあそのビジョンがどうあるのか否かっていうのが現状課題である。
実際にSHOWROOMというサービスにより新たなインフルエンサー的な立ち位置になれるチャンスやマネタイズできる可能性を生み出した。これはYouTubeやニコ動とは違う層であり、TwitterやInstagramとは違い直接的なマネタイズが可能である一方で、そこで停滞している印象が強い。これはSHOWROOMというサービス自体の停滞もあるが、利用する側もじゃあその次はどうするのか?って部分が一部トップ層やアイドル層で埋まってしまってるわけだからね。そうゆう意味では新たなサービスというのがどのような立ち位置になるのか期待感はある。
SHOWROOMがジャニーズ系の展開に乗り出すのはアリな戦略だろう。ジャニーズが遅れている分野を一気に取り戻す可能性があるだろうね。SHOWROOMがアイドルとの親和性があるコンテンツで実績があるわけだからジャニーズを取り込めたのは新たな女性利用者層獲得とコンテンツ次第では世界を見据えたエンターテイメント提供の可能性も十分あり得るだろう。ただ、既存の展開だけであるならば期待はずれというか頭打ちになってる現状から打破は難しいだろう。サブスク系の動画配信やYouTube、ニコニコなどとは異なる分野として開拓を進めたいのだろうけど、素人には前田さんが見据えてるビジョンがまだ見えてこない。これが良くも悪くもSHOWROOMの伸び悩みを示してるのかな?と思える。

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