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『KAWAII KABUKI ~ハローキティ一座の桃太郎~』を観た話

(これから観る予定でネタバレが嫌な方は読まないでね)

『KAWAII KABUKI ~ハローキティ一座の桃太郎~』を観た.多くの小さい人たちに混ざって.
キティーけっこう独善的だなとか,鬼ヶ島にOnigashimaのネオン表示があったりとか,ツボに入るところも多々ありつつ,すごく楽しんだ.
演者の方たちのダンスが美しく,指の先まで鍛え上げられているような印象を受けた.
鬼が暴れる場面になると,小さな人たちは本気で怖がっていた.泣き声も聞こえてきて.もちろん照明や音響の効果もあるのだけど,ダンスの表現によるところが大きいと思った.セリフの声は某有名歌舞伎役者なので,演者の方はダンスのみだから.

気づくと自分のベストを尽くすということを考えていた.
たとえば小さな人たちの多くはキティーやシナモンなどのキャラに夢中になっていて,細かなダンス表現は見ていない.でも上記のとおり,表現は伝わっていくのだ.
それは演者の方が自分の最高を見せてくれているからではないだろうか.

自分のことを振り返ると背筋がどーんと伸びる気がした.
慣れた場所で無意識にでもベストを尽くしていないことはないか.
綻びはそういったところから生まれるのかもしれない.
こーわーい!

これかも細々とベストを尽くしたいです……

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