階段

K氏の職場はビルの37階にある。

ある日K氏は気まぐれで、オフィスまで階段でのぼることにした。

22階で体力の限界を感じたK氏は、疲れが取れるまで三日三晩をそこで過ごした。

その後再びのぼり始めたK氏だったが、今度は36階で力尽き、その場で寝込んでしまった。

しばらくすると清掃員が眠っているK氏を見つけた。何度も声を掛けるが目を覚ます気配がない。

清掃員は守衛室に連絡し、体格のよい警備員に来てもらった。一向に起きそうにないため、警備員はK氏をおぶってエレベーターに乗り、地下の守衛室に連れていき、休憩用の簡易ベッドに寝かせた。

翌日目を覚ましたK氏は守衛から一通りの事情を聞いた。そして守衛室を後にして、再び階段をのぼり始めた。

めかぶは飲み物です。