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あなたのしている仕事は、砂浜の砂粒のひとつにすぎない

ロッシーです。

早速結論をざっくり書きます。

・仕事で認められないのは、そもそも向いていない仕事をしているから。

・いまの場所が向いていないなら、別の場所に行けばいい。

以下、詳しく書いていきます。


仕事で認められないという悩み

仕事での悩みで多いのは、「認められない」ことだと思います。

認められないと、対人関係も悪くなります。仕事で認められていれば、その会社で働くのは快適でしょうから、対人関係も良好になります。

仕事のほとんどの悩みは「対人関係」といいます。「じゃあ、対人関係を良くすればいいのか」と上司や同僚と仲良くしようとしても、それだけではこの悩みを解消することは難しいでしょう。

なぜなら会社は「仲良しサークル」ではないからです。きちんと結果を出さなければ、認められませんし、認められなければその結果として対人関係も悪化するものです。

例えば、会社でいつもトップの成績を出す営業担当なら、上司も大切にしてくれるでしょう。でも、万年ビリの成績を出す営業担当なら、上司との関係は悪くなるでしょう。

いくら飲み会に出席したとしても、その上司との関係は悪化します。

好きな人にはかなわない

もちろん、そんなことは誰でも分かっていることです。分かっているけれど、仕事で結果が出せないから苦しいわけです。

結果を出すためには、努力をする必要があるでしょう。でも、そういった努力自体ができるかどうか?というのも非常に重要なポイントです。

その仕事が好きな人は、そもそも努力と思っていません。そういう人は結果も出しやすいでしょうし、そういう人にはかないません。

ほとんどの人は才能を見つけられない

将棋のプロ棋士の羽生善治さんはこのように言っています。

「才能とは、情熱や努力を継続できる力である」by 羽生善治

おっしゃるとおりだと思います。

でも、「情熱や努力を継続できる」ような対象を見つけられなかった人のほうが大半です。だからこそ、才能というのは希少なのです。

誰にでも隠れた才能があるのだとは思いますが、その才能は石油のように地中深くどこかに眠っているようなものです。掘り当てることができたら本当にラッキーなことだと思います。

才能を発掘できなかった人は、大半が普通にサラリーマンとして働いているわけです。だから、なかなか結果が出せないのも無理はありません。

みんな、それなりに折り合いをつけて、好きではない仕事、向いていない仕事をしているわけです。

向いていない仕事は苦しい

例えば私がコピー機の営業の仕事をすることになったとしましょう。(あくまでも例えばの話です。コピー機の営業の仕事を貶めているわけではありません)

私は別にコピー機に興味もないですし、機械オンチです。でも営業をするのであれば、機械の構造や仕組み、操作方法の理解、ネットワークの接続方法、トラブルへの対応方法、他社製品よりも優れている点など、コピー機に関するありとあらゆる点について勉強しないといけません。そして、それを会社に営業して売るための販売トーク、顧客のニーズ把握なども怠ってはいけません。想像しただけで地獄です。

そういう仕事に対して、「情熱や努力を継続できるか?」と聞かれたら、Noと速攻で答えます。

コピー機を売ることで、「私の仕事は世の中に貢献しているんだ!」という想いを抱くのも難しいでしょうね。おそらくそんな状態では営業成績も低いままでしょう。

でも、家族を養わないといけませんし、住宅ローンも払わないといけないわけですから、無理やりにでも努力や頑張りをしないといけないわけです。これってものすごく苦しいです。

どんな仕事でも必ず楽しいことがある?

こういうことを言うと、「わがまま言うな!仕事に自分を合わせろ!」とか

「どんな仕事でも必ず楽しいことがある。だから頑張れ!」と、言う有名経営者がいますね。

たしかにそうかもしれません。トイレ掃除だって、探せば楽しいことがあるのかもしれません。「今日はウ〇カスをきれいにとれたぞ!」とか。

そういう思想を否定はしません。そういう思想がある種の精神的な支えになっている面もあるでしょうから。

でも、砂浜に埋まっている飴玉を見つけて、「どんな仕事でも楽しいこと(飴玉)があるんだから、それを見つけなさい」と言ってもなかなか響きませんよね。じゃあ、あなたがやってみれば?と言いたくなると思います。

だから、変に小細工せず、自分に正直になって認めたほうがいいと思います。

「私はこの仕事に向いていない。やる気も出ない。楽しくない。」と。

それでいいじゃないですか。自分に嘘をついて、向いていると思い込もうとしたり、無理やり楽しさを見つけようとする必要はないと思います。楽しいことは、無理に見つけ出すものではありません

子供のときに楽しいと思ったことって、つまらないことから見つけ出したことでしたか?違いますよね。

楽しいかどうかは、問答無用でガツーンと直感的に分かるものです。

まず、現状をきちんと認めよう

今いるところは「向いていない」「楽しくない」と分かれば、そこからどうするのかをきちんと考えることができます。

でも、「向いていなくても頑張らないと」とか「楽しくなるはずだ」と思っていたら、次のステップへ行くことができません。

「具体的に何を頑張るんですか?」「いつ楽しくなるんですか?」それに答えられないなら、それは問題の先送りでしかありません。

現状をきちんと認識すれば、いろいろとオプションを考えることができます。

・つまらない仕事だけど、開き直ってクビになるまで居座る

・一定期間限定で、メチャクチャ今の仕事を頑張ってみる

・さっさと転職する

・自分で何かビジネスをする

・ド田舎で、お金のかからない必要最低限の暮らしをする

などなど、選択肢はいくらでもあります。

それだけが仕事なわけじゃない

だいたい、「仕事で認められない」といっても、それってすごくピンポイントの話です。

どういうことかというと、

「世界中の国々の中にあまたある仕事の中で、日本という国の、とある会社における、とある仕事がたまたまあなたに向いていない」というだけの話です。

もっともっと広い世界が広がっているのに、そのピンポイントの仕事がうまくいかなかったからといって、すべてが終わりではないはずです。

「ここではうまくいかなかったわ。じゃあ別の場所に行こう。」

でいいと思います。

周囲のせいにしたっていいと思います。なんでもかんでも自分のせいにすることが良いわけではありません。自分のせいにしても良いのは、それが「自分でコントロールできる」ものである場合だけです。コントロールできないのに自分のせいにしたって何も解決しません。苦しいだけです。

「この場所は私には合わない。私に合う場所を探そう。」

シンプルにそれでいいと思います。

なぜ、いまいるその場所にこだわるのでしょうか?

半沢直樹みたいにその場所にこだわる必要はないのです。

別の場所に行くのが怖い?

でも、別の場所は楽しいかもしれませんよ。

別の場所でうまくいかなかったら、またさらに別の場所に行けばいいじゃないですか。

え?そこでもダメだったらどうする?その次でもダメだったら?

心配しすぎです。もし最悪どこにいってもダメだったとしても、日本という国では仕事がなくて死ぬことはありません。

死ぬのは、自分で「もうだめだ」と思い込んで、自滅してしまうケースです。仕事がなくて生活できないなら、生活保護を受ければいいのです。憲法上保障されている権利なのですから、堂々と税金で生活すればいいと思いますし、そこまで開き直れる人であれば、仕事なんてどうにでもなると思います。

最後に

「認められない」のは苦しいと思いますが、「この場所では」認められないだけの話です。

いま認められている人だって、別の場所にいったら認められなくなってしまうことはざらにあります。

優秀と思っていた人が転職したら、転職先では「使えない」と馬鹿にされるなんてことはよくあります。

「人の評価なんてそんなものだ」くらいに割り切ることが大事です。

あなたのしている仕事は、砂浜の砂粒のひとつにすぎないのです。

Thank you for reading !

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