「愚直にやる」のはただの「愚か者」
ロッシーです。
「頑張り屋」を会社は採用したがります。
でも、頑張り屋だから仕事ができるのかというと、そうでもないと私は思っています。
愚直に頑張る人
頑張り屋と一口に言っても、いろんな頑張り方がありますが、一番イメージしやすいのは、言われたことをとにかく「愚直に」実行する人かもしれません。
それもひとつの頑張り方だと思いますが、愚直に実行するだけでは、「真面目だね」で終わってしまうことが多いです。
もちろん、それがダメだと言っているわけではありません。ただ、言われたことを愚直にやるだけでは、プラスアルファの評価になりません。
できる人は何かをプラスする
言われたことを、言われたとおりにする。
それすらもできない人はいますがそれは論外として、仕事ができる人は、言われたことに何か少しでもプレゼントをつけてお返しできないかを常に考えます。
「おはようございます。」と言われたら、「おはようございます。」とそのまま返すのではなく、「おはようございます。今日は暑いですね~。」と、言葉をプラスするように。
言われた仕事は、もっと改善することができるものです。改善してはいけないなんて決まりはありません。例えば3人がかりで一日仕事だったものを、プログラムを組んでボタンひとつ押せば済むようにできれば大きな改善です。
会社の先輩から習ったやり方を一切変えずに愚直に何年もやり続ける人よりも、先輩から習ったやりかたをとりあえずやってみるけれども、
「この部分、もっとこうしたほうが簡単になりますけどどうでしょうか?」
と自分で改善点を考えてくる人のほうが、高評価なのは間違いありません。そういう人が仕事を発展させ進歩させていくからです。
単なる愚直=愚か
「言われた仕事を実行することを頑張る」
「言われた仕事を改善することを頑張る」
どちらも頑張っていることは確かなのですが、頑張る方向性が違うわけです。そして評価に差がつくのです。
酷な言い方をすれば、何も改善せずに「愚直」に頑張っているだけでは、本当に「愚か」になってしまうこともあるのです。
「愚直に頑張ります」
というセリフを好意的に捉える人は、注意したほうがいいかもしれません。
そういう人は無意識に、「とにかく頑張ることが大事」と思い込んでしまっている可能性があるからです。
頑張り=成果ではない
仕事で頑張るかどうかは、その成果には関係ありません。頑張ったら必ず成果が出る部分は、ある意味誰でもできるため差がつきません。差がつくのは、頑張りではない部分です。
極論すれば、頑張っていなくても成果が出ていればいいのです。
よく「プロセスも重要だ」と言いますが、それは社員の評価をするにあたっての話です。プロセス面をきちんと評価しないと、評価における公平性を確保できないからです。
ただ、気を付けてほしいのは、プロセスというのはあくまでも社内の話であるということです。
その仕事の成果物を受け取る外部の会社にとっては、プロセスなんてはっきりいって「どうでもいい」ことです。
「この製品、私共の社員が毎日毎日残業して苦労して作ったんです。」
と言われても、その製品に不良があったらどうでしょうか?プロセスなんかまったく関係ないですよね。
「社外では結果がすべて」なんです。
工夫しながら継続することが大事
愚直に何かをやり続けることはもちろん大事です。継続しなければ、何も達成できません。
でも、大事なことは「愚直にやり続ける」ことではなく、「工夫しながら継続すること」です。
よく、何かの分野で成功した人が、
「私は日々、愚直にやってきただけです」
と言いますが、そういう人は何も工夫せずに単にやり続けたわけではありませんよね。
毎日毎日、もっとうまくできないか、こうしたらうまくいくのではないか?と研鑽を怠らなかったはずです。その積み重ねた毎日が成果につながったのです。
私は愚直にnoteで記事を書く
上記は、あくまでも仕事についての話です。
私は、noteの記事を毎日書いていますが、正直いって毎日工夫をして書いているわけではありません。別に仕事ではないですからね。気楽に書きたいように書いています。
だから、私は「愚直に」noteを継続している愚か者なのでしょう。
それでいいと思っています。
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