「現代思想」買ってみた。哲学勉強しよ。
「現代思想」って知ってますか。
私は全く知らなかったんですけど、多分、哲学者のコラムやら対談やらが掲載される、月刊誌なんでしょうね。(適当)
その現代思想を買ってみました。
今見てみると、2019年11月号でした。びっくり。
何故買ったのかと言うと。
「仕事を辞めるな」と捲し立てた友達に、「勉強しなよ」と言われ、「確かに、勉強してもいいな」と思ったんですね。
勉強自体は嫌いじゃない。
でも、何をしよう。
世界史は1回挫折しちゃったし。
うーん。
調べてみると、「2021最新おすすめの勉強」みたいな記事があって、中身見たら、デザイナー、とか、webライティング、とか、ブログとか。
あー、そんな感じかー。
私が想像してた「勉強」とは違うな。
確かに、スキルを身につけるという点では勉強かもしれないけど、私がしたいのは、スキルを身につけることじゃなくて、知識を身につけることだ。いわゆる「勉強」がしたい。
ということで、本屋を歩き回ってみることに。
FP検定を手にとって秒で戻し。
アプリも違うな、webライティングも違うな。
占い…はまだかな。
小説…は、勉強、はしたくないな。
結局辿り着くのは、宗教・神話・哲学なんですよね。だって面白いじゃん。
それで哲学コーナー行って。
「やさしい哲学」とか「今を生きるための哲学」とかあるじゃん。
私が欲しいのはそういうのじゃないんよね。自分の生き方を哲学に探してるわけじゃない。知識として知りたいのである。
で、ばーって見て、目に入ったのが
反出生主義を考える 「生まれてこないほうが良かった」という思想
というタイトルの、現代思想2019年11月号。
何故か。
一つは、最近ダウンロード配信が開始されたSound Horizonの新曲、「絵馬に願ひを!」を聴きながら本屋を歩いてたから。でしょうね。
登場人物の一人である女子高生の姫子ちゃん。が、作中で似たようなことを言うんですよね。「母親の命を奪ってまで生まれたい子がいるでしょうか。その生が幸せだとは思えない。それなら、最初から生まれない方が幸せじゃない?」的なことを。
まぁ、若干違うけど、この作品のどこかしらには「生まれてこないほうが良かった」というテーマがあるのは違いないと思う。
それが主題じゃなくて、それをどう乗り越えるか、もあると思う。それは聴き手に委ねられる。
最近この作品を聞くことが多いから、自然と目がいった。
もう一つは、友達の家に「生まれてこない方が良かった」っていう本があった気がして。その本を友達の家で見つけた時も、上記の作品のことを考えてたから記憶にあって。それで手にとってみた。
その後も本屋をぐるぐるしたけど、最終的に買ったのはこの本だけだった。
中を開いて読んでみると、なんとなく懐かしさがある。
これは、あれだ。
大学院で知的財産を研究してた頃、必死に集めてた論文が載ってた雑誌に似てる。
ってか同じようなテンションなんじゃないだろうか。
最近のその界隈で活躍している人が文章を書いている雑誌。
研究者が読むような。
つまり、難しい。
難しいというか、知らない単語がたくさんある。
まだ最初の対談しか読んでないけど、対談自体は面白かったけど。
これはある程度知識を持っている人が読むものだな、と思った。
そして、若干燃えた。これは勉強したい。
分析哲学系、英米哲学系、とかアポリア、とか通約不可能性、とか
いろんな哲学者の名前と著者名。
これがわかったらもっと面白いんだろうな。
考え方の原点を仏教に見たり、時代背景に見たり。
結局全ての学問は繋がってるわけだから、そのうち宗教にも世界史にも神話にも手が伸びるんだろうな。
絶対楽しいでしょ。
世界史で挫折しちゃったのは、教科書の最初から順番にやっていこう、と思ってたのも大きいと思って。
哲学も、本当は古代ギリシャから順を追って流れを知りたいんだけど、まぁ、何からやればいいかわからないし、順を追うだけだと現代に辿り着く頃には古代忘れてそうだし。
こうやって、何か具体的な1冊を手がかりにして、そこから広げていくのもいいのかもしれないな、と思った。
まぁ、「分析哲学系」を理解するためには、結局哲学の歴史が必要だと思うけど。笑
少しずつやっていこ。
そのうちニーチェにもソクラテスにも再会できるだろうな。
本当は、この対談を読んで思ったこととかめっちゃあるんだけど、それはまた別の記事に。
〜追記:更新しました↓〜
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