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「新・日本列島から日本人が消える日(最終巻)」/ミナミAアシュタール

<毎週1冊、小説を読むPJ>… No.13
読了日:7.13

上巻・下巻はこちら↓


「新・日本列島から日本人が消える日(最終巻)」について

作者:ミナミAアシュタール
出版社:破・常識屋出版


「新・日本列島から〜」と私


シリーズとの関係は前記事を参照のこと!

「最終巻」について。

上下巻は以前出版されたものですが、最終巻は最近出た新刊になります。
なぜここに辿り着いたかというと。

上下巻を読み返した際に、ミナミさんのブログを覗いてみたんですね。
まだ更新してるのかなー。セラピーとかカウンセリングとかあるのかなー、と思って。

で、覗いてみるとちょうど最新記事で、この最終巻のお知らせがされていたのです。

一瞬、迷いました。
おそらくコロナについて書かれているようで、例えばそれは巷で馬鹿にされている反ワク、だとか、5Gだとか、そういう陰謀論みたいなことかもしれない。
それを読むだけなら別に問題ないはずなのに、私の中のどこかで、「読んだら同じだと思われるかもしれない」とか、ネガティブな感情が沸いたんだと思います。

ただそれは、他人に、とかではなく、自分の中のたくさんある感情というか人格というか、の、ひとり何だろうなとも思う。

つまり、私の中にいる、科学主義者でありたい小さな私。

まぁでも、こちらもkindle unlimitedで読める書籍だったので←
上下、と読んでいたところでもあったので、そのまま続きである最終巻を開きました。

読んでよかったか

よかったです。

が、こちらの本も、人によっては受け入れ難いだろうな、とも思います。
特にワクチン反対派に「反ワクだ」「科学を知らないバカだ」と思っている人は。厳しいでしょうね。

ちなみにその件に関しては、私は何とも微妙なところにいます。
普通に真面目に3回目まで打っていて、感染対策もしっかりしている友人がいる一方で、
「絶対に打たない」と、様々なエビデンスを集めている(ワクチンの製薬会社の社長が「自分は打たない」と発言している、とか、打った方がかかりやすいという研究結果が出ている、とか)友人もいて。

そして単純に注射嫌いな夫が横にいて。笑
夫は注射が嫌いなので、イベント等強制的な部分がない限り、自分から進んで接種には行かない。
というところで私は、最初は打つ気があったのですが、波に乗り遅れ、自治体開催の予約はできなくなっていて。

なんかめんどいな〜ということでまだ1回も打っていません。ええ。

しかし東京に住みながら、夫は今年度は毎日出社しながら、2人ともまだ罹患していないんですよね。すごいな。

脱線はこのくらいにして。

この本の内容がコロナメインという訳でもないので、そこで壁を作らずに是非読んでいただきたい。

上下巻で言及のあった「消える」ということについて、最終巻では「別の惑星の話」という具体的な事例も紹介されていて、その章は特に興味深かったですよ。

感想


ええと。
読み終わってから10日ほど?経ってしまいました。
実はもう1冊先週分を読み終えていて。

なかなかこの記事を書けなかったのは、どこにどうフォーカスして、どのくらい書けばいいんだろう、、、ってなってしまったから。

これはいつもの癖。よくない完璧主義。
ということで、私が印象に残ったと思われる、なんかノートにメモした部分、について一旦、とりあえず、書く。


<世界統一政府について>

地球を裏で支配しようとしている宇宙人レプティリアン。
彼らが今目指しているのは、世界統一政府を作ること。
それは、一つの大きなピラミッド社会を作り、より効率的に管理・搾取するため。

ここを読んでまず思ったのが、私の地元にあった看板。

塀に囲まれた大きめの屋敷の、その塀に貼られていた看板に

私は太陽より啓示を受けました。
世界統一国家を作り、地球を平和にすること。

というようなことが書かれていたんですね。
当時は「変な人だな〜」くらいにしか思ってなかったけど、今思うと、さくやさんと超間隔で会話できる人間がいるように、たまたまレプティリアンの何かしらをキャッチできた人間がいてもおかしくない。
そういう人だったのかもしれないな。

その超常的なものが、私たちにとって「いいもの」か「悪いものか」は、わからないから。

啓示を受け取れた時点で、「神だ!」「私が選ばれた!」と思うよね。

(さらに言えば、この「世界統一政府を作る」という目標、今話題の統一教会もそうだよなと思ったり…)

キリスト教や仏教はレプティリアンたちの作ったものだと、この本では書かれているけど、カルトについてはどうなんだろう?と疑問を持った。
機会があったら聞いてみたいな。


<「エコ」という発想について>

エコっていう発想も、結局自然をコントロールしようと思っている、自然でも何でも自分の都合でコントロールできると思っている人たちの発想ってこと。

この箇所に一番頷いたかも。
私の以前の記事でも似たようなことを書いていて。

細かいニュアンスは少し違うけど。

環境保全とかエコとか、人間が環境、地球を管理しようとしてる、ってことだよなとは思う。
地球自体にも自浄作用はあるだろうし。
この本で言えば、「テラ」の意思とか。

エコって当然いいものとして進められていたり、無言の圧力があったりするけど、人間がそんなことしなくても地球は地球であり続けるよとは思う。

そういえば「創竜伝」っていう小説でも似たようなことを言ってたな。

結局、「地球に優しい」じゃなくて、「人間が住み続けるのにいい地球を守る」だよな。うん。

とにかく「エコ」=「コントロール」っていう部分にすごく共感した。


<ある惑星の話>

事例として、ある惑星で起こったことが語られる。
そのお話の主人公Kの、「ここじゃない」という感覚に、身に覚えがあった。

自分がここにいる違和感。ここじゃないという胸の奥から湧いてくる感覚。毎日、毎日、寝ても覚めてもそんな訳の分からないことばかりを感じてKはある日突然『帰らなくては』と思い立った。どこへ?自分でも分からない、でも、どこかにある、自分の本当の居場所に帰るんだと。とにかくここじゃない。

ここじゃない、帰る場所は他にある。

私が一時期すごく感じていたこと。
多分、働いている時。

そして今でも感じる、ライブに行った時の「ここが帰る場所だ」という感覚。

何となく、似てるなと思った。


Kについては、いつの間にか他の惑星の宇宙人に支配されてしまった世界ではなく、その惑星の元の生活、というのが「帰る場所」だったんだろうけど。

ここじゃない。
私にも何か、何かしらのルーツがあるんだろうか。
あったらいいな。

いつも心を動かされるのは、音楽と小説。
アート。


そんなことを思ったりしました。

常に溢れる情報に晒されて。
私たちは吟味しなきゃいけなくなってしまったな。

遠い国の事件なんて、昔なら知らないでよかったのに。

ので私は、やっぱり前と変わらず。
世間には疎くありたいな。

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