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新聞を売るというビジネスについて私が感じている二、三の事柄

30年近く続けてきた新聞の購読を先月末にストップしました。紙に印刷された記事を読むことのメリットが出費に釣り合うほどのものでもないように思えてきたからです。すると昨夜、突然その新聞の勧誘員がやってきました。
「2万円分の商品券をプレゼントするので、また近いうちに再契約してもらえませんか」。

購読をやめる際に新聞の内容などに不服を申し立てたわけではないので、この程度のエサを投げればまた食いついてくると考えたのでしょうか。いささか客をバカにしたような振る舞いです。私は詳しい条件を聞く前に追い払いました。

常識的な商売人ならふだんから付き合いの長い得意先を大切にするものです。また通常のセールスマンであれば自社商品がいかに優れているかをウソでも力説するものです。が、新聞店の場合は違います。継続的な顧客を大事にすることよりも、浮気な短期契約者の奪い合いに過剰な景品を用意したり、今回の私のような者に対して間抜けなサービスを申し出たり。

さすがに私の住む田舎町ではヤ◯ザまがいの兄ちゃんが強引な勧誘に来ることはありませんが、新聞というビジネスが凋落している理由は「現代人の活字離れ」だけではないとあらためて感じたのでした。

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