Adītē

形而上吟遊詩人

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最近の記事

傲慢な弱者について(弱さの告白のリスク)

人間だれしも弱い部分を持っており、それぞれ多かれ少なかれ傲慢さを抱えている。ただそれは成長の過程で上手く制御できるようになることがほとんどだ。むしろ大人になると弱味をさらけ出すのは恥ずかしい!同情されるのは御免だ!という人が増えるようで……これはこれでプライドが高いと揶揄されてしまう。 また、異なる角度で「傲慢と成長」を考えてみると、容姿やオーラに恵まれたためにちょっとした傲慢さがスパイシーな魅力になってしまうパターンが見受けられる。後者は傲慢というより我儘や頼るに近く、本人

    • 飲み会の「華」文化

      noteをはじめて2回目の投稿は『飲み会の「華」文化』について普段私の考えていることを書いてみたいと思います。 ◇社会人になると、職場の飲み会を経験する人が多い。気軽な同期会もあれば部署の忘年会や新年会、営業職なら得意先の接待もあるだろう。同期会や年の近い社員との飲み会はさておき、部署の上司や得意先の接待において女性社員が「華」扱いされることがある。具体的には若い女性が隣のほうが部長は喜ぶからと勝手に席を決められたり、お酌や取り分けをしただけで「気の利く女性はモテる」などと

      • 表面的なものたち

         私は文系大学院を修了し社会人になって2年目のもの。  初投稿は日本の会社組織の空気感について書いてみようと思う。 ◇打たれ弱い人や繊細な人は社会(特に会社組織)に馴染にくいと言われているが、実際はそういう人たちよりも「物事を表面的にみることができない人」のほうが社会(特に会社組織)に溶け込みにくい。もちろんこれは「物事を深く思考してしまう」という個人の特性を周囲が繊細さと捉えてしまえば=の関係(組織にとって扱いにくい人)ともいえる。私も深く考えてしまう側の人間だ。おそらく