【Instagram運用】D2Cブランドのポスト9投稿を比較して見えてきたブランディングとユーザーとの関係構築の形

こんにちは。
今回はちょっとやり方を変えて、Instagramのポスト9投稿をメインに、ブランドがどういう世界観を打ち出し、そしてどうユーザーとコミュニケーションを取り、関係を築いているのか?を見ていきたいと思います。

今回比較するのは、下記2つのD2Cブランド。
どちらも自分好みのヘアケアアイテムを作れるという、パーソナライズ型のブランドです。

今回比較するブランドはこちら

(A)mixx
オーダーメイド・ヘアケアブランド。
髪の太さや傷みなど髪の悩みから好みの色や香りまで8つの質問に答えるだけで、19,530通りの処方からあなただけのシャンプーが完成。
Instagram: @mixx_official_
公式サイトはこちら
価格:6,600円(定期購入)

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(B)MEDULLA
パーソナライズヘアケアブランド。
3万通りの中から自分らしい美しさに導いてくれる。
Instagram: @medulla_jp
公式サイトはこちら
価格:6,800円(定期購入)

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どちらも価格帯は同じくらい、サイトの質問に答えてヘアケアアイテムをアレンジする様な感じです。
定期定額購入、ネーム入れサービス、返金保証などの部分も同じ。
公式サイトを見ると、mixxの方が色使いやブランドロゴもポップでやや若い子向けかな?という印象です。

Instagramをチェック

(A)mixx

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プロフィールは「User Voice」「Q&A」などユーザーとのコミュニケーションツールが中心。
Instagramでユーザーと積極的にコミュニケーションをとろうとしているのが分かるコンテンツの並びです。

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次にポスト9投稿を見てみます。
こちらは前回でも注目していた「読み物系コンテンツ」が豊富でした。
ブランド公式アカウントというよりも、WEBマガジンの様な構成なことに注目。
ユーザーから多かった質問の答えやブランドスタッフオススメのヘアケアアイテム(しかも恐らく自ブランドのものではないので本気のオススメアイテムと想定)、プレゼントキャンペーンなど・・・コンテンツ盛だくさん。
ポストを俯瞰して見ると、ブランドの世界観をガチガチに打ち出すというよりも、より深くユーザーとコミュニケーションをとりたい!という感じの構成です。
スタッフのオススメや「ヘアオイルって必要?」みたいな質問にもきちんと回答しているあたり、ユーザーにとってはリアル店舗で買い物しているみたいな安心感や親しみが生まれるアカウントになっていると思います。

(B)MEDULLA

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こちらもプロフィールから。
口コミやQ&Aはありつつも、コラボアイテムの紹介や生産工場、使用成分など記載していたり、よりブランドを打ち出すコンテンツラインナップになっています。

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次に、9枚のポスト内容をチェック。
パッと俯瞰してみて、ブランドの世界観が伝わる構成になっているのが分かります。
色使いや配置にも統一感を持たせている点にも注目。
内容は基本的にはブランドを打ち出すクオリティの高いクリエイティブ・・・といった感じ。
MEDULLAでは
ポスト→世界観の打ち出しを徹底
ストーリー→ユーザーとのコミュニケーションの場
と使い分けているみたいです。

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ちなみに、ストーリーに関して面白いなと思ったのはこちら。
画像一番右に「MY MEDULLA」というのがあるんですが・・・
ユーザーがこのテンプレートを使用して、自分のアカウントのフォロワーに気軽に紹介できる様になっています。
こういうひと工夫が実はブランドの拡散につながるのかなと思いました。

最後に

最初にサイトを見て感じた印象も含めてですが、やはりmixxはブランド側とSNSを通じてコミュニケーションを積極的に取ることに慣れている若年層向け、MEDULLAは高級感やブランドの世界観、成分や生産背景をふくめたストーリーまで重視して買いたい大人向けになっているのかなと。
今回、カテゴリの同じ商材でもSNSの運用の仕方や打ち出し方で印象が全く変わるし、かつ、やはりついてくる客層にも変化があるのでは、と改めて感じました。

それでは、今週もありがとうございました。


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