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自分もメンバーも幸せな役割

どうして忘れてたのかと思った話。

会社に入ってから一課と二課、地質と地盤の融合を唱えていた。のに、ここ数年ずっと水文調査をやったり、秋ごろからはダムの掘削面スケッチもやったりしているうちに、忙しくていつの間にか忘れてしまっていた。

自分がやることも増えてきて、単純にみんなができることを普通にできるようになって、それをわるいこととは言わないけれど。ありきたりな技術者になってしまっていたような気がする。もちろん、みんなができることをできるようになるのは大事なことだと思うけれど、それはそれとして、組織の中で「あえて」自分がやるべきことは何なのか考え、得意とするところを伸ばしていきたい。

私の所属する部は、ダムを中心とする一課、道路や砂防などダム以外を中心にする二課、土質やシミュレーションを中心とする三課からなる。私が配属になったのはいまでいう三課だった(当時は二課)。今でこそ二課でダムや道路、トンネルを中心に仕事しているが、地盤変形解析や圧密沈下解析、浸透流解析などのシミュレーションも経験している。自分で地質調査や現場管理をしながら、地質調査の結果を評価し、数値解析、対策の検討まで担当する。そうやって、調査からシミュレーションまで説明できる技術者は貴重だと思う。少なくとも私のいるチームではそう。

自分以外の誰かができることを同じようにできるようになってもつまらない、とまでは言わないが、自分のできることで、得意なことで成果を出せたらいいなと思う。組織やチームの中で自分の果たすべき、というか「果たすと自分もメンバーも幸せになるような役割」は何か、その役割を最大限に発揮するにはどうすればいいかを考え、日々忘れないように気を付けながら生活していけたらいいなと思いました。

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