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技術士二次試験受験申込時の「業務内容の詳細」のメモ

はじめに 「業務内容の詳細」で記載が求められているのは「当該業務での立場、役割、成果等」である。ということは、立場・役割・成果の記載は必須。 さらに業務における課題と解決策も述べる必要があるだろうし、課題と解決策をわかりやすく記載するにはその与条件の記載も必要だろう。 ということを考えつつ整理したR4年度時点の私なりの最適解をメモしておく。 業務内容の詳細の記載例 記載にあたってのポイント 業務内容の詳細は、主に口答試験でのネタとして使われる。最近の口頭試験では、技術

    • 建設コンサルからみた生産性の姿

      日本は人口が減少している。現在の道路やトンネル、ダムなどの国土のインフラを維持するには、どうしたって生産性をあげないといけない。 生産性をあげるためにはどうしたらいいか。まずは得意なことで活躍できること、活躍してよいのだということを知らないといけない。皆が皆、同じことを同じようにできないといけないということはない。短所を克服したところで、その短所を長所とする人に勝てる日は絶対に来ない。 プロポの技術提案書が得意な人、業務計画書を作るのが得意な人、報告書を書くのが得意な人、

      • 技術士二次試験で今年私が気を付けようと思っていることのメモ

        口頭試験の位置付け◆口頭試験では、はじめの数分間で「こいつは大丈夫」と試験官に思わせることが重要。◆口頭での業務経歴・詳細業務の説明は当然だが、業務経歴、業務詳細ともわかりやすい記載が必要。 業務経歴◆業務経歴については、技術者人生のストーリーがみえるように記載する。「入社後は設計を中心にやっていたが、徐々に計画系も手掛けるようになり現在に至る」、「入社後2年間は数値解析をやっていたが、現場が重要と考え調査にもかかわるようになった」など。いずれにしても一貫性が感じられるよう

        • 自分もメンバーも幸せな役割

          どうして忘れてたのかと思った話。 会社に入ってから一課と二課、地質と地盤の融合を唱えていた。のに、ここ数年ずっと水文調査をやったり、秋ごろからはダムの掘削面スケッチもやったりしているうちに、忙しくていつの間にか忘れてしまっていた。 自分がやることも増えてきて、単純にみんなができることを普通にできるようになって、それをわるいこととは言わないけれど。ありきたりな技術者になってしまっていたような気がする。もちろん、みんなができることをできるようになるのは大事なことだと思うけれど

        技術士二次試験受験申込時の「業務内容の詳細」のメモ

          私と地質学の話 その2

          建設コンサルタント会社で地質調査の部所に所属していると、周りはほとんどが理学部の地質学系出身者な気がする。会社によっては、工学部の土木系学科で土質を専攻していた人が多い、ということもあるかもしれない。が、岩盤まで対象となってくると、地質学系以外の出身者はあまり見かけない、気がする。 私はというと、工学部の土木系学科出身で、研究室こそ岩盤研究室ではあるが、それでも地質学とは縁遠い学生生活を送っていた。今思えば、もう少し勉強しておけばよかったが、理学はあまり世間様の役に立たない

          私と地質学の話 その2

          上司のいいとこ、よくないとこ、と私

          「上司ガチャ」という言葉がある。就職活動で学生は会社を選ぶ。が、入社後の上司まで選ぶことはできないことがほとんどだと思う。ホワイト企業でも、上司によってはブラックな働き方になるだろうし、ブラック企業でも、上司によってホワイトな環境が整っていることもあるだろう。ホワイト企業であれば、ブラックな上司に当たる確率は相対的に低いとは思うけど。 当然といえば当然だけど、上司もまた人間であって、完璧ってことはない。きっと上司は上司の飲み会で若手のことを愚痴っているだろうし、若手も若手で

          上司のいいとこ、よくないとこ、と私

          建設コンサルタントのやりがいの色々

          建設コンサルタントという仕事がある。私もやっている。道路やトンネル、堤防やダムなど、平たくいえばインフラを作る仕事だ。作るといっても、モノを作るわけではなくて、いわば「ものを作ることを決める」とか「モノを作っていいか決める」とか「モノの形を決める」とかそういう感じで。モノを作るまでのもろもろの雑用をするのが建設コンサルタントって仕事なんだろうな、と思う。私はね。 建設コンサルタントという仕事のやりがいは多くの建コン技術者にとって、世のため人のためになる事業を実現に導くことだ

          建設コンサルタントのやりがいの色々

          私と地質学の話

          入社の頃の私大学で岩盤研に所属し、卒業後は就職。地質や土質を扱う部所に配属になって、地質学にも関わるようになった。入社してすぐの頃は斜面安定計算や地盤の変形解析(有限要素法解析)のようなシミュレーション、工事による地下水影響の評価などをやっていた。そんな仕事をする中で、工学部で学んだような学術体系に加えて、地質学という理学系の学問もまた、同じように重要であると知った。 土質や地質が好きだったのかい?とはいえ、大学で学んできた土木工学や土質力学、社会人になってから生業としてき

          私と地質学の話

          建設コンサルタントのおもしろさ、とは。

          建設コンサルタントという仕事。建設コンサルタントという仕事があります。 とはいっても一般的な知名度はいまいちで、業界の規模も小さく、大手でも1000人規模かそれ未満の会社がほとんどの業界です。 建設業界でも、実際に物を作る「ナントカ建設」のようなわかりやすい感じではなく、建設に係る調査や計画、設計を行う人たちです。 得体のしれないアヤシイ業種。土木学生の進路といえば、国土交通省(いわゆる、国)とあとは建設会社、というのは容易に想像できます。 しかし、実際に進路選択をしようと

          建設コンサルタントのおもしろさ、とは。

          とりあえず初めてみる。

          意欲はありつつもなかなか始められなかったnote。 世の中に広まる記事は名作ばかりで尻込みしてしまっていましたが、まずは初めてみることにしました。 私のお茶の先生の教えで心に残っているものの1つに、「なによりもむつかしいのは続けること」というのがあります。 お茶のような趣味も、仕事も、なんであっても、続けられているというのは尊いのだと思います。 続けるためには、まずは始めなければいけないので。 とりあえず記事を投稿してみて、あとは気ままに続けられればいいなと思いました。

          とりあえず初めてみる。