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お題:私の不思議体験 〜 一時間迷子にならないとたどり着かないお寺 〜

たまには、お題投稿もいいかな、ということでやってみます。
選んだのは「#私の不思議体験」

私の不思議な体験は、一時間迷子にならないとたどり着かないお寺のお話。
昔からよく話しているしツイートもしているので、友人などは知っている人も多いのですが。
一応、具体的な名前は伏せておきます。
(多分、分かる人には分かるけど。)

※ヘッダーの画像は、本記事に登場するお寺とは無関係です。

京都北部に位置するそのお寺は、最寄りのバス停から徒歩15分程度。
交通の便が良いとは決して言えませんし、本当に小さなお寺で拝観する人は少ないです。
そのおかげで、比叡山を借景とした小さいながらも美しい庭園を独り占めに出来る確率は非常に高いでしょう。

バス停からの道のりは、簡単とは言い難いですが、地図があればさほど難解ではありません。

が、しかし、私は一時間迷子にならないとたどり着けませんでした。

しかも、二度も。

思わず太字にしちゃうぜ。

お寺は実質、山の上にあるのでバス停から住宅街を抜けて、参道へと向かいます。
その参道を見つけるのに、一時間迷子になりました。

二度も。

昼間の住宅街、人通りは決して多くはありませんが、ちらほらと散歩や買い物らしき出歩いている住人はいて、車もちらほら通ります。
地図を見ながら、「確かにこっちなんだけどな…。」「おかしいな…。」と歩き回りました。
京都でガイドブック片手にうろうろしていれば、観光客だというのは一目瞭然なのですが、買い物ついでなどでなければなかなか道を聞くのも勇気がいるもの。
尚且つ、私は普段、殆ど迷子になりません。
地図があれば、多少迷ってもたどり着けます。
なので、知らない土地で知らない人に道を聞くというのは、少しハードルが高かったのです。
「そうは言っても、もう20分はさまよっているからな…。」と、意を決して誰かに道を聞こうと心に決めた途端、歩いている住人や通り過ぎる車がパタリとなくなりました。
「なんでだよおおおおお!!!」と心で叫びつつも、更にさまよい、一時間ほど経過したころ…

突然、参道を見つけました。

先ほどから、何度も通った場所です。
見落とすわけはない。
信じられない気持ちでしたが、普段あまり迷子にならない分、パニくって見落としてしまったのかな、と思い、参道を進みました。

たどり着いたお寺は私以外に拝観客はおらず、静かに美しい庭園を堪能しました。

それから数年。

あんなに迷子になったにも関わらず、美しい庭園を独り占め出来る魅力には抗えず、私は再びそのお寺へ行くことにしました。

そして、二度目の迷子。

一度目と全く同じ。
地図を持っているし、一度行ったことがあるのに、バス停から参道へ至る道で一時間ほど迷子になり、一時間後に突然参道を見つけました。
何度も通ってたはずのところで…。

そのお寺の参道には、ところどころに狸の置物があります。
所以は存じませんが、これはもしや狸の仕業なのでは…?と首をかしげずにはいられません。

そんな訳で、それ以来そのお寺には足を運んでいないのですが、そのうちリベンジしたいので付き合ってくれる人を確保したいと思います!!!

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