あなたを”裏切らせてしまう”?裏切りの仕組みとは
裏切るってどういう意味か知ってますか?
約束を破ること?それとも嘘をつくこと?はたまた…。
いろいろあると思いますが、僕が今回伝えたいのは、裏切りには大きくわけて二種類あると思っていて、そのうちのひとつに気を付けよう、ということなのです。
二種類の裏切りとは、ひとつめは意図的な裏切り、もうひとつは意図しない裏切りです。
意図的な裏切りとは、いわば計画的な犯行。そこには裏切り者の明確な「裏切ってみせる」という意図があります。具体的に言えば、キャッシュカードの暗証番号を、「私だけに教えて!絶対に誰にも言わないわ」と言っておきながら、悪意を持って他人に言いふらすような行為のことです。
意図しない裏切りとは、いわば他人に誤解を与えてしまうことです。意図せずに裏切り者になってしまった人には、裏切るつもりはみじんも無かったにもかかわらず、裏切り者だと思われてしまうこと。
前者の「意図的な裏切り」はさておき、後者の「意図しない裏切り」。これには気を付けたほうがいいでしょう。知らず知らずのうちに、人間関係で損をするからです。
知らぬ間に、「あいつは嘘つきだ」「約束を破る」「信用できない」とか思われるなんて、嫌じゃないですか?でも、けっこうやってしまいがちなんですよね、意図しない裏切りって。
例えば「イケてる男性だと思われたい」という一心から、有能そうに振舞うとしましょう。別に興味があるわけでもないのに相手の女の子の趣味の話に無理して付き合ったりするとしましょう。
いつかその無理にも限界が来て、愛想も振舞えなくなった時、相手は「裏切られた」と思ってしまうのです。
終いには「あいつほんと愛想悪いわ」「最初はいい感じで接してくれたのに」「ただの体目当てだったのかしら」みたいな感じになっちゃうわけです。
意図しない裏切りをしないようにするには、なるべく素の自分で過ごすことです。よく見せようとしない、やりたくないことはやらない。これを心がけることです。
自分を偽って過ごしてしまうと、知らないうちに「偽りのあなた像」が出来上がってしまいます。そうなると厄介なんです。やりたくもないことやらされたり、背負いたくもない責任を背負わされたり。
なので自分を苦しめるような偽りは、やめましょう(僕も自分を偽ってちょくちょくひどい目にあってます)。
それと、意図しない裏切りは、裏切られる方も気を付けないといけないと思います。
人の表面だけを見て、「ああ、なんだかこの人いい感じだな」みたいな安易な判断はやめましょう。それは「人を信じるという尊い行為」ではなく「淡い期待」に過ぎないからです。
「この人は今、立場上演技をしているだけではないか?」
そんな風に少しは疑いつつ、徐々に相手のイメージを作っていくのが、裏切られないためのポイントかと。
自分を偽らず、他人に期待しない。
これが人間関係をこじらせないための秘訣かもしれません。