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西田さんのゴールドキウイ入荷します

キウイといえば南半球のニュージーランド産がお店に並んでいるイメージがあるかと思いますが、国産キウイの旬はこれから年末にかけて。
10月も後半、日中の気温と朝晩の気温差が大きくなると収穫の時期に入ります。

ゴールドキウイはグリーンキウイに比べて酸味が丸く、ねっとりとした甘さが特徴。

キウイは追熟する果物。
キウイはヘタの反対側に小さなでっぱりがあります。
落下した際にそのでっぱりが地面にぶつかった衝撃で、実が熟し始めるスイッチになります。

植物が甘い果実をつけるのは、種を遠くに運んでほしいから。
甘く、おいしそうな匂いを発することで生物を惹きつけて、実を食べさせ、遠く離れた場所で糞の中に残った種が発芽して、子孫を残します。

この追熟するスイッチを利用することで、まだ固いキウイをより早く食べごろにすることが出来ます。テーブルなどの固い平面に押し付けて、常温で保管してください。

またリンゴはエチレンという植物ホルモンを発しています。空気中のエチレン濃度が高くなると果物はより早く成熟するので、その効果を利用することで追熟スイッチ同様に食べごろを早めることが出来ます。ビニール袋にリンゴとキウイを入れて常温で保管してください。

キウイの熟す仕組みから、植物の生存戦略を垣間見ることが出来ます。
届いたキウイで、追熟スイッチを押すものと、押さないもので比べてみて下さい。


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