見出し画像

啓蒙活動には教育が必要

最近はお花畑だったので真面目な記事を書く気になった話。

今回のテーマはヴィーガンとフェミニストについて思うことを書こうと思います。

とは言っても、今回の記事は少し前に書いたヴィーガンの記事(リンク)とは異なり、ヴィーガンなどの思想についての自身の考えの展開ではなく、彼らの活動の仕方について考えていこうと思います。

まずはこの記事を読んでいただいている人に質問ですが、あなたはヴィーガンやフェミニストに対してどんな印象を持っていますか?

私が主に自身がその考えに大きく賛同しない限りはあまりいい印象を受けないと思います。それは彼らの思想から来る批判ではなく、彼らの行動についてが大きいのではないかと推察します。

まず、そもそもヴィーガンの考えもフェミニストの考えも多様性として認められて然るべきだと私は思います。誰にも迷惑をかけずに自身がその発想を持ち、それを実行することは人それぞれの自由で、同時に権利だと思います。人はすべての思想が大衆的ではないはずなので、それは当たり前で彼らを差別する気はありません。

だが、その啓蒙活動に問題がある、または啓蒙している人物に問題があるのではないでしょうか?

動物由来の食品を取り扱うお店への襲撃であったり、正式な手順を踏まえないストライキやデモ活動を行ったり、場合によってはそれによって死傷者が出ている場合もある。またそういう過激さではなくとも明らかに偏見が強く大衆的にも「それは違うんじゃないか?」と問いかけたくなるような発想をして発信する人もいます。(具体例はあえて避けますが、あとで一例だけ出します)

私が思うに、これらの活動は逆に彼らの啓蒙活動を恐ろしい思想を持ったマイノリティ集団という印象を受けさせると思います。

啓蒙活動が進んで、そのような思想を持つ人々が増えると、その中には解釈を間違っている人や十分に理解していない人が出てくる。そうなってくると、そういう彼らが間違った啓蒙活動をしてしまい、逆に啓蒙に支障がでてくる。

少なくともヴィーガンやフェミニストとは思想家としては十分な知名度を得ていますし、今こそすべきことは正しい方法で正確な思想を広めることであって、思想の信奉者を増やすことではない気がします。

例として出すと、とある人物がSNS上で、とあるワクチンに含有されている成分として「5Gで洗脳するマイクロチップ」「ミュータント化させる物質」「毒性物質」「いろんな動物のタンパク質」などなどをあげ、ワクチンを受けない方がよいという旨の記事を先日見ました。

ワクチンを打つ打たないに関しては個人の自由がある程度保証されてもいいかなと思うのでスルーしますが、含有物質としてこれはどうなのだろうか? 注射針を通れるレベルのマイクロチップってあるのか? 毒性物質を入れるの良いが殺したいのか操りたいのかどっちなのか、政府の目的は? これでは、ワクチンに対していたずらに危険な印象を与えたいだけという気がしました。

これでは本当にワクチンは良くないものだとしても、正しく伝わらない。

更にはこういうことをしてしまう人のプロフィール欄にヴィーガンやフェミニストと書いてある。こうなってくると、ヴィーガンやフェミニストの印象も下げてしまう。

私はヴィーガンやフェミニストなどのある程度大きな規模になってきた思想集団は、もっとお互いを検閲して正しく行えるものに啓蒙活動や日常のふるまいを、残りの人々は私生活で自分の責任が及ぶ範囲で活動する、のように分けた方が啓蒙活動の邪魔にならないと思います。宗教で言う宣教師と信者のような形で、信じた上で広める人と信じる人に大まかに分ける(実際には厳密に分けることは難しいでしょうが)。

言葉にはつくづく発した人の人格や思想、イメージが乗ります。どんなに排除しても乗る。SNSでのプロフィール欄とはその人の発言に属性をつける重要なファクター。ヴィーガンにしてもフェミニストにしても、そしてこれからやってくるかもしれない新しい思想家にしても、啓蒙活動はもっと教育をしたうえで、責任をもって行う方が効率的に効果的に行えるのではと思います。

別にこれは啓蒙活動なんていう大それたモノだけでなく、商品などの広報でも同じことが言えて、詐欺などの前科ある人がどんなに良い商品をプレゼンしてもダメだけど、自身の好きな芸能人がテレビショッピングで魅せるものは欲しくなるようなものです。

きっと肩書をもっと苦労して得れるものに変えれば、責任と教育が乗るんでしょうね。

はい、今日の希哲学者でした。また不定期になんか意味の分からんことを書きます。

写真:海と言えば、砂浜と思うけど、埠頭もいいよね

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?