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大好評のコラボレーションイベント、その裏側を語る!トンボ鉛筆がRoomClipと目指すのは「ABTのある生活」

RoomClipは、文具メーカーの老舗である株式会社トンボ鉛筆と2回目のコラボレーションイベントを2020年4月24日に開催しました。今回は同社の小野谷佳奈さんをお招きし、マーケティング戦略や二度のコラボレーションイベントを終えての感想、今後の展開について伺いました。

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小野谷佳奈
2019年4月にトンボ鉛筆入社。現在はプロダクトプロモーション部2Gに所属。学童製品や水性マーキングペン「ABT」のプロモーションを担当している。

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当寺ヶ盛 佳奈
ルームクリップ株式会社 セールスDept マネージャー。

大好評に終わった「ハンドレタリングイベント vol.2」

2020年4月24日に開催された「ハンドレタリングイベント vol.2」は、トンボ鉛筆とRoomClipの2回目となるモニター企画。

トンボ鉛筆の水性マーキングペン「ABT」を使用して、ハンドレタリングを学びながら、インテリアとして使えるオリジナルアイテムを作るワークショップです。

▼「ハンドレタリングイベント vol.2」ダイジェスト動画

ペンで書く飾り文字「ハンドレタリング」のワークショップイベントは大好評に終わり、イベント後にはルームクリップに1,186枚もの投稿が寄せられました!

▼「ハンド レタリングイベント vol.2」ルームクリップへの投稿

ABTをライフスタイルに取り入れて、継続利用に向けた訴求を意識

当寺ヶ盛:
RoomClipとのタイアップ企画でABTのプロモーションを行うにあたり、ターゲットやプロモーションの目的はどのように設定されていたのでしょうか?

小野谷:
スポットではなく継続してABTを使ってもらいたいと思っています。RoomClipさんとのタイアップでは、ライフスタイルの中にABTを取り入れていただくことを目的としていました。ハンドメイドが好きで、おうちでの生活を楽しみたいと思っている20代〜40代の女性をターゲットに想定していたので、まさにRoomClipさんのユーザーに当てはまるのではと思っていました。

当寺ヶ盛:
RoomClipでは日々の生活に取り入れられるので、継続して「ABT」を使ってもらえるのではないか、という仮説を立てられたんですね。

小野谷:
そうですね。ABTのターゲット自体は幅広く設定しているんです。筆ペンタイプの文具なので、特にレタリング(文字を可愛く装飾すること)に興味のある層が今はメインターゲットと考えています。

一方で、デジタル化が進んで紙に書くことへのハードルが高くなっている今、継続してペンを使っていただくことが難しくなっているのを実感しています。2018年より、200名以上が集まる大型のワークショップを年6回開催してきました。そこで感じた課題として、ワークショプへの一度の参加で満足してしまい、その後ペンの継続利用につながっていないのではないかという点があったんです。

RoomClipさんとの取り組みが2019年より開始して、第一回のワークショップイベントはユーザーのみなさんがABTを楽しんでくださった様子がわかる写真が多く投稿され、実際に継続して利用していただいているという点で大成功を収めたことから、2回目のワークショップイベント開催に繋がりました。

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写真提供:トンボ鉛筆

当寺ヶ盛:
会社全体としてのプロモーション戦略は、どのように考えていますか?

小野谷:
トンボ鉛筆は、日本で100年以上続いている会社であり、海外進出もしています。特にアメリカでは、ABTを主軸にコミュニケーションを図っているのですが、インフルエンサーマーケティングが非常にワークしているんです。今後のプロモーション活動としては、海外での成功パターンを日本でもシェアすることで、toC向けのコミュニケーションに注力していく方向性で考えています。

また、これまでは事務用品を自社のメイン商品として展開していましたが、昨今のオフィス事情の変化に伴い、パーソナル市場で選ばれるようなプロモーション活動へのシフトチェンジも意識しています。

ルームクリップへの投稿で、イベントの反響を実感

当寺ヶ盛:
「ハンドレタリングイベント vol.2」を終えて、小野谷さんの手応えとしてはいかがでしたか?

小野谷:
新型コロナウイルス感染症の影響で、急遽完全オンラインでの配信という流れになりましたが、個人的には先進的な試みとしてワクワクしていました。

視聴者数は200名に達し、最後まで変わらず参加者の方々にワークショップを楽しんでいただけたようで安心しました。RoomClipさんとは2回目のイベント開催ということもあり、当日の進行なども問題なくできたと思っています。

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当寺ヶ盛:
イベントを振り返って、良かった点や苦労した点があれば教えてください。

小野谷:
対面での打ち合わせがほとんどない中での開催は、会社にとっては不安だったようです。個人的には当寺ヶ盛さんをとても信頼していたので、全く不安はありませんでした。

当寺ヶ盛:
4月の緊急事態宣言以降は、資料の共有や準備もオンラインで行いましたね。

RoomClipでは、事前に配信機材の用意、講師へのケアを徹底するなど、リアルなイベントではない部分のケアも徹底するよう心がけました。かなりスピード感をもっての開催に至ったので、小野谷さんにもそのスピードについてきていただいたのがありがたかったです。

小野谷:
1回目のイベントで大成功を収めていたこともあり、不安は感じなかったですね。

当寺ヶ盛:
初回イベントに関して、どのような点で成功を実感していますか?

小野谷:
イベント後のRoomClipへの投稿が、非常にポジティブなものが多かったことです。想定していた投稿数よりもかなり多くて、イベント後も継続してABTを使用していただいているのが見えて嬉しかったですね。社内でも評判になったこともあり、大きな成功体験だったと実感しています。

当寺ヶ盛:
イベントをきっかけに、「ABTを買い足しました!」という声も多かったですね。
「ハンドレタリングイベント vol.2」を終えて、ユーザーの反応はいかがでしたか?

小野谷:
vol1を超える反響をいただいています。オンラインでの配信だったので、お家で実践できたことから、より継続した利用に繋げることができていると感じています。

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他業種とのイベント開催を起点に、新たなユーザーとの出会いを目指す

当寺ヶ盛:
今回は、外出自粛の影響から完全オンラインでのワークショップ開催となりましたが…今後のイベントもデジタルでの実施を考えていますか?

小野谷:
直近のイベントは完全オンラインでの開催を予定していますが、年末頃の開催を予定しているイベントに関しては、オンラインとリアルを融合させたイベント開催も視野に入れています。デジタルももちろんですが、リアルも大事にしていきたいと考えています。その背景として、「講師に直接教えてもらいたい」というニーズはなくならないと思っています。今後もエンドユーザーにしっかりと向き合って、プロモーション活動を続けていきたいですね。

当寺ヶ盛:
ABTのプロモーション戦略も変化しそうですね。

小野谷:
そうですね。ライフスタイルの中でABTを使っていただくことを目的にしたプロモーション活動は、引き続き行っていく予定です。一方で、実はABTにはハンドレタリングの使い方以外にも、着色で使えるという特性もあるんです。

これまでは文字を書くというシーンでのプロモーションに注力していましたが、今後はイラストへの着色というアプローチでもユーザー拡大に向けて動いていくつもりです。

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当寺ヶ盛:
今後、RoomClipと実現したいことはありますか?

小野谷:
他の企業様も巻き込んだイベントを開催していきたいと思っています。複数企業の相乗効果で、より幅広い層へのリーチ獲得を狙っていきたいですね。

これまで文房具に興味がなかった方にも、ABTをきっかけに文房具を「楽しい」と感じていただけることを願っています。

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