助けを求めています。

朝色の中では初投稿になります、紫蔵です。

今回は初回なので最近よく思ってること、不満の書き出しでもしていこうかと思います。自衛の程よろしくお願いいたします。

さて、不満の大きな括りは二つあります。
一つ目は今住まわせて貰ってる県のこと。
もう一つは、虐待に関してです。(正直こちらが本題ですので、ここまで飛ばして頂いても構いません)

早速ですが、一つ目、県のこと。
元々俺たちが住んでた所は今住んでいる場所よりもずっと田舎でした。
近所の人たちが子ども達の様子を見守って、調子の悪い子が蹲っていたらすぐに声をかけるような所です。それがある種の教育となり、知らない人でも、知っている人でも、困っている人がいたら助けるような県民性へと繋がっています。
現在住んでいる所は、都会と呼ばれる部類だからなのか、助け合い、地域コミュニティの様子がどうも希薄で、温室育ちにも近い田舎民からすると「薄情」とすら取れるほどです。

友人の実体験を一つ。
その子は成人したばかりの女性なのですが、県の中心とも呼べる市の駅付近で、体調不良により蹲っていました。頭を抱え、歩行どころか立ち上がることも困難なほどです。その時誰が助けてくれたでしょう?
答えは外国の方です。
忙しい等それぞれの事情もあるのでしょうが、完全に他の方々は無視。声をかけることはなく、警察の方が来るでもなく…。

実は私もこの県に引っ越してきて似たような経験があります。
同じように道ばたで蹲り、体調不良によって動けなくなってしまったことが。
結局自力で歩けるようになるまで待つしか無く、誰かが声をかけてくることはなく、どころか不審者のように嫌な目で避けられる経験をしたほどです。

どうにも生きにくい。これは果たして運が悪かったのでしょうか。偏見なのでしょうか。
この県出身の友人は語ります。
「自分に優しく、他人に厳しい。道行く人にすら疑心暗鬼の目を向けるのが県民性」だと。

離れられるのなら離れたい。もっと優しい街で生きていきたい。
これが一つ目の不満です。


二つ目、虐待に関して。
皆さん虐待というと何を思い浮かべるでしょう?肉体的暴行?性的暴行?ネグレクト?
現在、虐待には精神的虐待も含まれます。精神的虐待とは何でしょう?
これは非常におおざっぱな括りだと思います。人によって意見が分かれるような。
ある意味では、イジメなのか、そうではないのか、そういった議論が起こるのと同ジャンルだと私は思っています。

虐待とは非常に分かりにくいもので、当人が虐待と認識できないことが多いと私は思います。
過度な教育、精神的な類いは特にそうで、幼少期からこれが普通なのだと親に言われ続けてしまえば、洗脳状態となり、普通なのだと思ってしまうのです。

私は現実世界で、複数人の被虐待者を見てきました。
現在も関わりがある子達なのですが、虐待だと気がつくことのないまま成人を迎え、今でも現状を受け入れられないままでいます。
この状態では、保護や、市、県からの補助は受けられません。
精神疾患に繋がる状況下で有り、けれど疾患と診断が下されるまで病院にかかることも出来ず、相談に行っても「働きなさい」の一言
精神疾患に対する理解は十年前よりはかなり広がってきましたが、こうした常態化にある人間は成人であったとしてもまず働くことは出来ません。
パニック状態や強迫観念に襲われ、勤務はどころか通勤が難しいのが現状です。
では親が病院に通院させてくれるのか。答えは否です。
何度も自殺未遂を繰り返し、自傷を繰り返し、それでも放置をする。働けと言い続けることもありますし、お前は人間として駄目だと罵倒することもある。
これが虐待家庭の現状です。

肉体的、性的虐待を受けているのであればまだシェルターに入ることが出来たでしょう。
警察に保護をしてもらえることが出来たでしょう。
全て当たってみました。無理でした。これが現実です。

私が保護をすることが出来たら良いのですが、私も解離性同一性障害やその他派生する病を抱える一罹患者。
偶々理解ある友人に援助をして貰うことができただけの「運の良い」元被虐待者です。
養うお金はなく、住まわせてあげることの出来る場所がない。
それでもできる限りのサポートはしますが、結局助けを求める場所がない。

この二つ目の話が最もストレスを抱えているものです。
被虐待者と関わることがじゃない。救いの道が見えないことがです。

もしも、このノートをここまで読み切った人がいましたら、どうかお知恵を貸してください。
生活保護も蹴られました。警察の保護もままなりません。
当然ですが、本人達は何度も働いて家を出ようとして失敗しております。
通院もままなりません。

産まれた家のせいで全てが決まる。もう死ぬしか方法がないのではないかと思い続けてしまう彼女たちを助ける術を、どうか、お願いいたします。


これにて初回、長くはなりましたが、私の投稿を終わらせて貰います。
読んで頂いてありがとうございました。

紫蔵


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