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【球技系アスリート向け】身体能力向上の方法について語り尽くしてみた

※当記事は新たな理論や論文、データが発表されるたびに、追記・更新致します。一度ご購入いただくと、永久に無料でオンラインサロンのようにご利用いただけます。

はじめに

スポーツの実力を決定する二大要素として、
“身体能力“と“運動能力”
がある。

メンタルなどの定量的に評価できない要素を除いて簡略的に表すと、
“スポーツの実力“=“身体能力“ד運動能力“
と表すことが出来る。

この記事では、
「身体能力を向上させるには?」
をテーマに解説する。

この記事は、
サッカー、バスケットボール、ラグビー、アメリカンフットボール、バレー、ラクロス、ハンドボール、テニス、バドミントン
などの、高い身体能力が要求される球技系アスリートに読んでほしい。

中でも、
「運動神経が良くてある程度自分の思い通りに身体を動かせるけれども、
身体能力が高くないために速く走れない、素早く切り返せない」
というアスリートに特に読んでほしい。

元来、身体能力は生まれつき決まったものであり、
「あの子は、両親の身体能力が高いから足が速い」、「身体能力は遺伝で決まる」
と言われることが多かった。

でも安心してほしい。

現代では、科学的知見に基づいてトレーニングを行うことで、
“速く走る能力”、”ジャンプ能力”、“素早く切り返す能力”
は確実に伸ばすことが可能であることが分かっている。
年齢や遺伝は一切関係ない。

この記事では、“合理的に”身体能力を伸ばす方法を解説するため、
科学的知見に基づいた方法を紹介する。

身体能力の重要性

身体能力とは

身体能力とは、「心・技・体」で言うところの、「体」である。
純粋な筋力やパワー、スピードなどの身体に備わっている能力を指し、技術的な能力は含めない。

冒頭で述べたが、
サッカー、バスケットボール、ラグビー、アメリカンフットボール、バレー、ラクロス、ハンドボール、テニス、バドミントンなどの競技では、
“スポーツの実力“=“身体能力“ד運動能力“
と表すこと出来る。

つまり、これらのスポーツでは、
仮に運動能力が高くても、身体能力が低くければ良いパフォーマンスは発揮出来ない。

今回の記事では、身体能力を
“速く走る能力”、”ジャンプ能力”、“素早く切り返す能力”
と簡易的に定義する。

これらの能力を伸ばすために、大臀筋などの股関節伸展筋群をトレーニングすることが不可欠である。
大臀筋などの股関節伸展筋群の発揮パワーは人体で最も大きく、
ハンドボールであれば球速、ラクロスやテニスなどのラケットスポーツであればスイングスピードと密接に関わっているため、
上記で定義した身体能力向上を目指す過程で、球速アップやスイングスピード向上も同時に実現可能である。

運動能力

運動能力とは、身体能力と対をなす概念であり、
「心・技・体」で言うところの、「技」である。
自分の身体や道具を思い通りに動かす能力、そのスポーツのテクニックなどの技術的な能力を指す。

前節では、身体能力の重要性を説いたが、もちろん運動能力はマストである。

「身体能力が高く足は速いのに、球技は全然できない。」
「球は速いのに、コントロールが全然ダメ。」
このような友達に出会ったことはないだろうか。

このようなアスリートの場合、テクニックを磨き、運動能力を高めるのが最優先だろう。

何度も言うが、
“スポーツの実力“=“身体能力“ד運動能力“
であり、自分にどちらが不足しているか見極め、改善することが重要である。

2人の選手A、Bがいたとして、
Aは身体能力に長けた脳筋タイプ、Bはバランスの良い万能タイプとし、
これを先ほどの計算式に当てはめると、

A 身体能力80×運動能力20=競技力160

B 身体能力50×運動能力50=競技力250

となる。

つまり、両方をバランスよく伸ばすことが重要なのだ。
(あくまでこれは例であり、スポーツがこんなに単純でないことや、競技ごとに求められる比率が異なることは重々承知している)

ただし、

技術などの運動能力をを伸ばす方法は、経験論でしか語ることができないが、
速く走る能力などの身体能力を向上させる方法は、科学的に明らかになりつつある。

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