特別区その4

前回に続いて教養試験の知識分野のはなしです(20題中12題を解きます)
文章理解・数的は回答必須なのに対し、知識分野は選択式になっています。個性が出てくるのはこのあたりからですね

出題科目はこんな感じです
社会事情4 経済1 政治法律3 日本史1 世界史1 地理1 思想1
物理2 化学2 生物2 地学2
好きな科目を選んで解けばいいわけですが、一応指針を出しておきます。社会事情というのは、いわゆる時事問題と置き換えてもいいと思います。去年は改正公職選挙法やIWCなどが出ていました。時事問題は他の公務員試験でも出ますし、特別区も4題出題されるので、ぜひ勉強しておきたいところです

残りは見ての通り文系と理系に分かれていますので、高校生の頃に文系だったのか理系だったのかで科目を選ぶのが常套手段でしょう
時事問題4問+文系(理系)科目8問を足せば12問回答できるようになります

しかしそれだけでは、せっかく20題から12題を解くという利点があまり生かせていません。すべての科目を勉強する必要はないですが、予備の科目を用意しておきましょう
どの科目を予備にするかは本当に好みです。ただ一般論を述べるのであれば、文系の方は理系科目では生物と地学を勉強する方が多いです。逆に物理と化学は捨てます。理系の方は地理や思想を勉強する方が多いです。逆に日本史と世界史は捨てます

私の意見としては、予備の科目については、科目の全ての範囲を勉強しなくてもいいかと思っています。例えば文系だとして、地学を全て網羅しようとするのはそれなりに負担が大きいです。そこで出やすいポイントに絞って(たとえば惑星)勉強します。地学は2題出題されますから、それなりに出題確立も高くなるというわけです。別に出題されなくても、そもそも選択式なわけですから、無理に回答しなければいい話です

また、先ほど理系の方は日本史は捨てる方が多いと言いました。範囲が広いので勉強するコスパが悪いというのが理由なのですが、科目全てを捨てるのではなくピンポイントで勉強するのもありです。例えば鎌倉時代の仏教のところだけはやるですとか、江戸時代の政策の部分だけはやるとかですね
こちらも前述の地学の例と同じで、勉強したところ出題されなければ別に回答しなければいい話です

最終的な結論をいえば、必要な勉強時間とそれに見合った見返り(つまり得点)のバランスを考えて科目を選ぶ必要があります。それがしっかりしていれば、どの科目を勉強しても大丈夫だと思います

ちなみに私は文系でしたので、理系科目は生物と地学をやり、物理と化学を捨てるというベタな受験生でした笑。ただし文系でしたが、世界史は初学だったうえに参考書を見た感じで全く頭に入らなかったので捨て科目にしていました。勉強するのは自分ですから、自分が勉強するうえでモチベーションを保てそうな科目を選ぶのも大事ですね

一応教養試験に関してはこのあたりで終わろうかと思います。とりあえず勉強していくうえでの目標は25点前後になるかと思います。効率よく勉強して、点数を確保するのが大切です

文章理解以外(←著作権の都合)の過去問が公開されているのでURLを貼っておきます

(http://www.tokyo23city.or.jp/saiyo/sikenmondai_r01/siken_pdf/ichirui/kyouyou.pdf

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