見出し画像

ハードウェアエンジニアに聞く、ROMSだからこそできるチャレンジ

前回のインタビューで前野も触れていた、ROMSのハードウェアエンジニア2名(岩田・戸塚)にROMSだからこそできるチャレンジを聞きました。

メンバーの話をすると、ハードウェアエンジニアはすごく規律が効いていて。ただそれは弱みでもあり、型から外れずに、決められた線を歩こうとする傾向もあります。
彼らに私のようなビジネスの世界の人がしてあげられることは、「こういうやり方もあるよ」っていうことを一緒に話して、違う可能性を開くこと。そこをすごく意識しています。
(中略)
特に、ハードウェアエンジニアのヘッドの岩田はマネジメントの考え方もすごく強い人で、ピーター・ドラッカーを読んでいて。ことあるごとにドラッカーの言葉を持ち出しています。
そのような新しいタイプの、エンジニアとマネジメント両方の感覚を持った人が活躍できる環境を作ることが、もっとユニークネスを高めるポイントだと思っています。

【12億円調達】ROMS代表と投資家が語る、ディープテック×リテールで挑む業界変革

岩田和也:
ROMS オートメーションエンジニアリング部長
大手マテハン企業*にて16年間、国内外の生産委託工場への生産指導を担当し、物流、半導体、液晶など多分野にわたる保管・搬送システムの生産量拡大や品質改善に従事。また立体自動倉庫システムの新製品開発の機械設計にも従事。
2020年より現職。
趣味はギター

戸塚拓伸:
ROMS オートメーションハードウェアエンジニア
大手マテハン企業*にて6年間、搬送機器の制御ソフトウェアの開発やメンテを担当し、国内外多数の物流倉庫やFA工場の立ち上げに従事。
2021年より現職。
趣味は工作機械の製作やYoutube投稿で、総再生数は2000万を超える。

*マテハンとは
マテハンとは「マテリアルハンドリング」の略称で、工場・倉庫・店舗など拠点内での原材料や仕掛品、完成品の移動、保管をするハードウェア・ソフトウェアのすべてを指します。ROMSでは当該技術を小売業界に活用し、無人店舗や超小型自動倉庫の開発を行っています。

大手マテハン企業からROMSに転職して感じる一番大きな違いとは?

  • 岩田:一番の違いは、組織のしがらみがなく、上司への伺いが必要ないので、自分の意志で業務を進められることと、意思決定の早さです。

  • 戸塚:はい、仕事はとてもやりやすくなりました。大きな方向性や方針は経営陣が決めてくれますが、細かいところは自分で決められる。小回りが利くのがいいなと思っています。あとは、何よりやりたいことができるのが良いですね。以前は「こうしたらいいのになぁ・・」と思っていたことがたくさんありました。機械が止まっても人手での確認が必要で、こうすれば自動化できるのに・・・など。その場ですぐに変えられなかった。ROMSに来てからは、自分で判断・改善ができるのが嬉しいです。

  • 岩田:前職の大企業では、新しい技術の適応ややり方を変えるのにお伺いが必要だでした。もちろん新しい技術の適応ややり方を変えるのはリスクがあるので、それはそれで必要なプロセスですが、いまの会社の規模であればそのリスクも自分でリカバリーができるので、判断も自分でできる。自分で決めて自分のケツを拭く、それだけです(笑)

  • 戸塚:大きい会社だとプロダクトが多く世に出ているので、一つを変えると全てを変えないといけない。いまの規模だからできる挑戦があります。いまのうちに作りたいものを作り込んで、手のかからないシステムにしていきたいです。

物流業界で使われてきたマテハン技術を小売業界で扱う面白さとは?

  • 戸塚:ハードウェアを触っているお客様の顔が見えることが新鮮で、面白いです。特に初めて触ってくださるお客様の「本当に出てくるんだ!!」といったリアクションに、やっててよかったなと感じています。もちろんお客様にとっての初めての体験ということでがっかりさせられないというプレッシャーも感じますが、それがモチベーションにもつながっています。

  • 岩田:僕は業界にこだわりがなく、いままでBtoBでしか使われてこなかった搬送や保管といった自動化技術やロボットを一般の方の目に触れる・身近なところに適応させていきたいし、世に広めたほうがいいと思っていて、その手段として小売業がベストだと判断しています。
    実際にやってみると、BtoBであれば現場に人がいるから復旧をお願いできる。止まってもいい前提のシステムでした。BtoCだと「止まらないシステム/止まってもだれでも復旧できるシステム」が必要。それが一番大きな違いで、常にチームで意識していることです。

大企業からスタートアップへ。描いているキャリア像とは?

  • 岩田:10年後とかのキャリアは考えていないです。いまやりたいことをやりたい、それだけです(笑)。それだけ色々なことが出来ますし、ある意味、大企業での10年間が、ここでは1年間に凝縮されている感じなので、それを求めて飛び込んだ部分もあります。

  • 戸塚:僕もそうです。大企業である程度キャリアを積んで慣れてきていて、一方でやりたいことも出てきていたが手出しができなかったので、やりたいことをやれそうなROMSに飛び込みました。
    飛び込む不安は多少ありましたが、「うまくいかなかったら死ぬわけじゃない、次の仕事を探せばいいんだし、やりたいことをしに行こう」と思いました。専門職ですし、何かあっても、様々な場所で闘っていけるという見通しも持てていましたし。

最後に)大手企業に勤めるエンジニアの皆さんへ伝えたいことはありますか?

  • 岩田:僕は最初のキャリアで大企業に入ってよかったと思っています。大きな組織にいるとその中でのことしかできない、考えられなくなりがちですが、一方で「組織を使う」考え方もできます。そうすれば大企業ならではの知見の深さ・領域の広さを使ってずっと成長できます。大企業でもスタートアップでも、「組織を使う」考えで、一番成長できる場所を選べば良いと思っています。

  • 戸塚:やりたいことやったらいいんじゃないかなと思います。安定しているけど楽しくなさそうな人もいると思いますが、せっかくならやりたいことやったらいいのになと思います。将来とかしがらみとか気にしすぎないで。仕事は毎日やるから、やりたくないことやるよりやりたいことをやった方が精神的に絶対にいいです(笑)

■ROMSの採用情報はこちら:

今回の岩田・戸塚と話してみたくなった方はぜひ、お気軽にお声掛けください!


この記事が参加している募集

社員紹介