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45歳お母ちゃん🇧🇪ベルギーでゼロからのフランス語|B2修了、ついでにDELFも 【4年10ヶ月】

ヨーロッパのフランス語圏に3人の子供たちと引っ越してきてから4年10ヶ月。フランス語においては、いつものことながらドラマチックな上達はなく、そして未だにペラペ〜ラでもなく恐縮な限りなのですが、無事に語学学校のCEFR B2を修了することができました。このヨーロッパの小国の検定は無名に近く、何だか頼りないので、念の為フランス教育省のDELF も受けてみることにしました。

DELFを受けたのは6月。例年6月というと3人の子供たちの年度末で、試験やら個人面談やら何やらでバタバタな1ヶ月ということもあり、たいした準備もせずにDELFを甘くみていたわたくし。時間配分もわからず、流れもよく掴めておらず、筆記試験中は終始真っ青(汗)。口頭試験でも「あれ、私は一体何の話をしていたんだっけ??」と空回りで大慌て。まさかあれで受かることはあるまい、と半ば諦めておりましたが、半分忘れかけてきた頃に嬉しいお知らせが届きました:

えっ、あれで大丈夫なの??と驚きましたが、こちらではよく「子供を現地校に通わせるなら、親も学校の言語を少なくともB2まで学んだ方がいい」と耳にするので、手応えはさておき、単純にとても嬉しく、ひとまずホッ〜っとしております。

ところで、このCEFRのB1やB2など。これはヨーロッパの欧州評議会が2001年に公開した、さまざまな異なる言語を同一の基準で測る国際基準です。(CEFR=The Common European Framework of Reference for Languages)EU圏にはいろいろな言語が存在するので、異なる言語であっても同一軸で測ることができる基準は、言語の資格、教育、就労、指導などで広く活用されています。日本ではさらに細分化された「CEFR-J」という軸があるようです(以下Z会の資料):

引っ越してきたばかりの頃は「ボンジュ〜ル」と「メルシ〜」しかわからず、到着早々に通い始めた語学学校ではA1からスタート。当然のことながら、当時はフランス語がさっぱり理解できず、何も言えず、果たしてこの言語が理解できる日が来るのだろうか??と、途方に暮れる毎日でした。それがA1です。

お母ちゃんの場合、どうしても子供たちの学校まわりでフランス語が必要でしたので、3時間15分X週2回、せっせと語学学校へ足を運び、このCEFRの段階に沿ってA1からB2まで学びました。

だいぶ時間がかかりましたが、良い語学学校で、いい先生、いい教材、いい環境を得たことがグッドでした。(お値段が高過ぎず)、ストレスを感じ過ぎずに、少しずつ語彙が増え、使いながら定着していき、度胸がつき、基本的なことができるようになってきました。なんせ40過ぎからのフランス語なので、無理のない語学の道を歩むことができ、有難いばかりです。

また、このヨーロッパの小国で通う語学学校では、どの先生も「単語暗記」や「文法学習」や「検定勉強」を推すことはなく、どちらかというとそれらを「効率がよくない」と位置付けていて、日本の英語指導との大きな違いも興味深く観察できました。(EF英語能力指数で世界トップ10に入っている小さな国です。)日本の学校英語に苦戦している中学生にも、こういう指導を試してみてもらいたいな〜、と夢を膨らませてみたりもしちゃいました。

振り返ってみると、お母ちゃんにとっては、基礎段階のA1〜A2が実に大変でした。ちょうど日本の中学英語くらいの内容でしょうか。この基礎作りの段階では、外国語はとても難しく感じ大変ですが、後々その言語でやるくりするために欠かせない土台作りです。お母ちゃんももうちょっと頼り甲斐のある土台になるように、ぼちぼち頑張ろうと思いまーす✌︎('ω')✌︎

DELF B2サンプルテストは、DELF公式サイトにあります。B2リーディングのサンプル:

おまけの一枚:今年の夏は3年ぶりに日本に一時帰国することができましたー。鰻♡


お母ちゃんゼロからのフランス語を時系列で


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