9割失敗すると言われた寿司屋の1年後
先日、ぼくらが経営している「おすしと和食 はた中」が開業1周年を迎えました。
さぞかし店内はお祝いする人で溢れ、スタッフはさばききれない注文で右往左往しているかとおもいきや、お客様は誰一人おらず店主の畠中は普段着でスマホの前に座っていました。
それもそのはず、金沢市も緊急事態宣言が出され営業を自粛せざるを得ないからです。
そんな中、インスタライブ始めました。
本来であれば一番忙しい時間の夜19時に、何をしているのかとのぞいてみると、客席の一角で店主の畠中とマネージャーの磯貝がインスタライブをやっていました。
(↓↓ 手前が店主の畠中、奥がマネージャーの磯貝)
タッパー容器を利用した即席ライブ会場で、スマホに向かって熱心に語り続けるふたり。この日は、ビリヤニ専門店「ジョニーのビリヤニ」を食べています。
この自粛時代にどこの飲食店も独自のテイクアウト商品を出していて、(もちろん僕たちのお店も同じですが)、じぶんたちは他のお店の宣伝をすることにしました。
(このライブの写真は、bistro YUIGAさんシリーズ)
2人が幸せそうにご飯を食べて話しているだけですが、寄せられたコメントを見る限りみんな楽しそうに見てくれている!
Youtubeも始めました。
加えて、最近Youtubeを始めました。
英語が得意なマネージャー磯貝が、和食を英語で説明するチャンネルです
発端は、店主の畠中が京都修行時代に英語の必要性を痛感したことから。
レストランは素材や調理の仕方などを丁寧に説明するのも大切な仕事ですが、どれだけ素晴らしい料理を作っても英語力が乏しければ海外のお客さまに十分な説明ができず本当に満足していただけないこと。
この経験をもとに、じぶんたちが得意な英語で世の中の飲食店のお役に立てればと良いなと企画しました。
まだ荒削りですが、すでに5本アップしました。
飲食店の関係者で英語で和食や寿司のことを学びたい方がいれば、ぜひチャンネル登録お願いします!
飲食店の本質的な価値とは?
このふたりのインスタライブやYoutubeを見ていると本当に心が幸せになるのですが(もちろん自分は関係者なので当たり前かもしれませんが)、飲食店の本質的な価値は、「お客様に生きる幸せを感じてもらい、心身ともにお客様に健康になってもらうこと」なんだなぁと改めて感じさせられる出来事でした。
お店を閉めている今の厳しい現状でも、通常営業とは違った形でこの価値を届けることができると、この2人が示してくれました。
新しい可能性ですね。
ちなみに、これから近隣のお家にポスティングしようと思っているのですが、そのチラシにもそんな想いが込められています。
開業する前は、飲食ど素人の自分たちに寿司屋は無理だろなんて声をよく聞きましたが、1年経っても折れることなく良いメンバーと一緒に仕事ができていると自負しています。
今は、逆境で大変ですがなんとかしたいと思います。
最後にこの寿司屋について書いたnoteも2つ貼って今日はおしまいにします。
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