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2020年行った美術館まとめ3 オラファーエリアソン「時に川は橋となる」

東京都現代美術館
オラファーエリアソン「時に川は橋となる」

最初はジェームズ・タレル的な作家と思っていた(奇しくも90年代ジェームズ・タレル展を世田谷美術館で開催した時キュレーションしていたのは長谷川祐子氏だった。)

新しいな、と思うのはアートだけでなく、科学や環境問題に対して具体的に何かアクションを起こせる作家だという事だ。訴える「だけ」のアートではなく。

「私たちはこれまでずっと、過去に基づいて現在を構築してきました。私たちは今、未来が求めるものにしたがって現在を形づくらなければなりません。」
オラファー・エリアソンの言葉だ。

とは言え、絵画も彫像も人によっては芸術を1番無駄なんじゃないか、という意見もあるのかもしれない。製作途中で廃棄物も出るだろう。その様な事を考え出すと頭が痛くなってくる。
が、そもそも廃棄物をオブジェとして芸術に消化しようとした1960年代の前衛芸術はすごくサスティナブルだったのかも知れない。
サスティナブル、という言葉が流行語で終わらないことを自分達が実践しなければいけないのだよね。

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