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「らしさ」の展示。

日本の最北端・稚内のギャラリーにて、ただいま「らしさ」を伝えるパネル展示をしております。遠いって。。。

遡れば一年前の仙台空港、搭乗まもなくの携帯OFFにする直前。稚内在住の写真家・矢吹尚也さんより電話が鳴りました。この方、飲み仲間ではあるものの、写真のWPC日本代表という実はすごい方で、そんな方から「あなたに展示をしてほしい」と頼まれたもんで、そりゃ「やります」と即答ですよね笑。何をするかは、まったくわかんないですが。

僕は何かを発表するような表現活動をしてるわけじゃないし、でも、そんなすごい方がわざわざ僕に頼んでくるということは、きっと僕に何かしらを見てくれてるからなんだろうと思い、引き受けました。直感的に。とは言ったものの、「展示」って何すればいいのか、僕に何を期待してくれているのか、、、色々向き合う時間が始まりました。

僕は、関わってる方々によく「人に何て紹介したらいいのかわからない」と言われます。やってることは、例えばグラフィックデザイン、イベントやプロジェクトの企画運営、音楽や映像の制作から演舞の演出プロデュース、ショップのディスプレイや内装やらラジオのパーソナリティもしたり、、、羅列すると節操ないですね苦笑。でも、どんなアウトプットの形であっても、その根幹には「ブランディング」っていう考え方があるなぁ、と思ったんです。

「ブランディング」って今でこそよく耳にするし、色んなセオリーもテクニックもうたわれてるものだけど、そういう専門的で小難しくコーティングされるよりもっと根源的な、「らしさ」っていうのを僕は大事にしてる。それを軸に据えて、色んなことをやってきたなぁと振り返ったわけです。そのアウトプットが、相手に合わせて色々な形をしていただけで、根っこにあるところは変わらない。逆にいうと、僕が大事にする一つの考え方から、相手によって色んな形や方向が生まれる。そういうことを伝えるのが、僕のできることなんじゃないかと思ったわけです。

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「この方はここが素敵だから、そこを活かしてこんな形になりました」

ビジュアルとして見えやすいクライアントさん数組をピックアップし、「らしさ」を大事に磨いていくとこんなに素敵になるよ、と紹介するようなパネル展示にしました。はじめて見る人にどこまで伝わるかは難しいけど、「何か素敵ね」って見てもらえるだけでもOKかな、と。「この絵、すごいでしょ」とか「いい曲だろ」とかのシンプル構造だったらわかりやすいんだけどね、伝えたいのがその奥にある、形のない考え方の部分ってのが厄介。。苦笑

今回の展示依頼は、僕にとって結構なきっかけになりました。あらためて「自分が何者か」ということを考えさせられたし、それを「伝える」ということも意識させられた。noteを始めようと思ったのも、この展示で向き合う機会をもらえたのがとても大きかったと思います。そういうわけで、展示のことを書いてみました。

自分のやりたいこと、大事にしたいことって、伝えるのが難しい。色々note書き重ねながら、ちょっとずつでも伝わってもらえるように頑張りたいと思います。とりあえず今回の記事では、画像の挿入に挑戦してみました!笑


(パネル展示:2020.9/1-30|北海道銀行 稚内支店内ギャラリー)

最後までお読みいただき、ありがとうございました!頑張って書き重ねていきますので、是非またお越しください。